「他店に断られた修理引き受けます」 腕に自信 レザーリペア工房「十六時」 千葉崇さん

「十六時」。お店の名前です。

ひっそりとした外観。うっかり通り過ぎてしまう人もいるかもしれません。

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フレッセイ大利根店をやや北に行ったところにある「十六時」

店内はバッグや靴といった革製品がずらり。壁にはアンティークの柱時計があり、古いヨーロッパにタイムスリップしたようです。

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バッグや靴、レザージャケットといった革製品全般の修理・クリーニング工房として、2017年8月、前橋市下新田町にオープンしました。

店主はおしゃれな千葉崇さん(38)。シックなシャツにベスト、そして赤いネクタイ。勝手なイメージですが、スーツを仕立てる、腕のいいテーラーような雰囲気です。

「チェーン店では断られるような、手間の掛かる修理をしています」と千葉さん。その言葉は技術への自信にあふれていました。

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6年間の修行を経て独立した千葉さん。大ファンというイギリスのロックバンド「クイーン」のポスターが貼ってありました。
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店に置いてあるミシンは3台。用途により使い分けます。

千葉さんは宮城県生まれ。以前は高層建物を清掃する仕事をしていましたが、「手仕事をしたい」と革製品修理業界に飛び込みます。

都内の専門店で働く傍ら、難しい技術を要するバッグの修理を学ぶため、休日には大阪で修行、腕を磨いていきました。

結婚を機に、妻の親族がいる群馬県に移住。24時間作業できることなどを条件に現店舗への出店を決めました。

千葉さんは、バッグや靴を全て解体して修理したり、色を塗り替えたりすることにも対応。バッグを一回り小さくすることもできます。一例を紹介します。

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持ち手など革部分を取り替えたルイヴィトンのバッグ。新品のようになりました。

白く汚れていたバッグ(左)も色を塗り替えると、ピカピカに。

すり減った革底(左)をラバーソールに取り替えることで靴の寿命が大幅に伸びまます。

千葉さんが手掛ける修理は1日1つできればいいほう。日をまたぐことが大半です。

開店から1年が過ぎ、クチコミやホームページにより、徐々に仕事が増えてきました。今後は革製品の販売も計画しています。

気になっていた店の名前について聞くと、千葉さんが1月6日の16時に生まれたことから付けたそうです。

「16はラッキーナンバーですね。もっと分かりやすい店名あるとは思うのですが、一度聞いたら、覚えていただけるだろうと思って」。自身が生まれた「記念日」と「記念時刻」を大切に、革製品に〝命〟を吹き込んでいます。

十六時 前橋市下新田町249−1 営業時間 9時~18時30時 土曜定休 ホームページ

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