③あずまかるたを歩く 「雷電神社に舞い踊る 太々神楽」(前橋市上新田町)

もうすぐ2018年も終わろうとしています。初詣を間近に控えた12月30日、あずまかるた「ら」の札に読まれた雷電神社(前橋市上新田町)を訪ねてみました。

「雷電神社に舞い踊る 太々神楽」

県道前橋長瀞線から住宅街を抜け、利根川方面に歩いていくと雷電神社はあります。周辺には初詣を知らせる赤いのぼり旗。境内では地元の人たちが二年参りの準備の真っ最中でした。

神社周辺に掲げられているのぼり旗
歴史を感じさせる本堂
初詣の準備が着々と進んでいます。

鳥居付近に雷電神社の成り立ちが書いてありました。神社は室町時代末期、天正元年(1573年)、福徳寺(同町)を開いた覚伝により創建されたと伝えられています。

毎年4月8日の例祭では太々神楽を奉納。地元の人の話によると、明治23年から続く神事であり、戦時中も途絶えることなく続けてきました。玉村八幡宮をはじめ、近隣市町村の神社に上新田町の人たちが出向いて神楽の奉納もしています。

春の例祭で太々神楽の舞台となる神楽殿

神社には、藁でお沓(おくつ)を作る奉納する習わしも残っています。しかし、この伝統も一時消滅の危機にありました。 境内にはこう記されています。

雷電神社の祭神は「雷神」であり、その雷神が白馬に乗って天空を駆け回る時、怪我をしないように足に履いているのがこの藁で造った「お沓」であると言い伝えられてきた。上新田の氏子はこの言い伝えを信じて、何百年もの間、そのお香を造り続けてきたのである。

昭和二十年戦争が終わると、神社は社会的に冷遇され、以後お沓造りも衰退し、一時は衰退寸前の危機に陥ったこともあった。しかし平成元年(一九八九年)町の長寿会の中から「このお沓造り又奉納する風習は全国的にみても珍しいことであり、お沓も継承すべく文化財でもある」とお沓造りの講習会を始めたのである。幸い昔造ったことのある経験者が数人いたのでこれを復活することが出来た。

この日も藁で編まれたお沓は本堂に掛けられていました。大晦日から境内は二年参りの人たちでにぎわいます。

「お沓」の言い伝えを記した掲示

雷電神社

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