郵便局が交流の場に 手紙を出すだけじゃない 前橋上新田郵便局

郵便局というと手紙を出したり、貯金をしたりするイメージがありますが、前橋上新田郵便局は毎月第3水曜日、壊れたおもちゃを修理する「おもちゃの病院」を開くなど、交流拠点としての取り組みに力を入れています。柄沢孝義局長(写真上)は「世代を越えて人と人とが触れ合う場所にしていきたい」と話します。

同郵便局は県道前橋長瀞線沿いにあり、1965年に開設しました。局長含め職員4人が働いています。2004年からおもちゃの病院を開催するようになりました。

ドクターはエンジニア

おもちゃの病院とは、企業に勤めていた技術者らがおもちゃの「ドクター」となり、壊れたおもちゃを直す活動です。東京に本部があり、全国に展開されています。多くは公民館など公共施設が会場となり、郵便局で実施するのは稀有な例。土日開催が一般的で、平日に行われているのも珍しいです。

きっかけは、柄沢局長の子どもが壊れた「プラレール」を市内のおもちゃの病院で直してもらい、大喜びしたこと。その病院も土日実施で、平日に開かれることが少ないことを知り、前橋上新田郵便局でやってみることにしました。

現在、元エンジニアの磯佳実さんらがドクターを務めています。昨年10月には「あずまある」でも取材して記事にしました。 おもちゃを直してもらった子どものうれしそうな顔が印象的でした。

このほか郵便局には、母親が手続きしている間、子どもたちが遊べるようにおもちゃを置いたテーブルを常時設置。ベビーカーを押す母親が移動しやすいよう椅子の配置にも気を配り、通れるスペースを確保しています。

おもちゃが置いてあるテーブル

入口には足元のマットを置いていません。お年寄りがつまずかないようにするためで、掃除を小まめにやらなければなりませんが、安全に来店できるようにしています。

地域の人が毎月内容を変えながら展示しているエスペラント語の資料。現在はカレンダーを掲示しています。

取材した2月1日午前、地域のお客さんがひっきりなしに来ました。顔なじみの人が多いらしく、お客さん同士で話をする姿も。交流の場となっていることを感じました。

手紙の普及も

柄沢局長は「手紙の書き方体験授業・出前授業講師」の資格を持っており、手紙・ハガキの普及にも力を入れています。昨年11月には前橋プラザ元21で学校の教員と連携しながら、住所や名前を書く位置など、基礎を手ほどきしました。メールやSNSが浸透し、手紙やはがきを出すことは減っていますが、書き手の思いが伝わる良さを伝えています。

「郵便局の仕事のやりがいは」と尋ねると、柄沢局長はこう話してくれました。「地域のお年寄りが悩みを相談したり、愚痴を言いに来たりしてくれるのがうれしいですね。みんな誰かと話をしたいんですよ。もっと若い人やお年寄りが交流できる場所にしていきたいですね」

前橋上新田郵便局  前橋市上新田町238。電話番号 027-251-0814

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