130人で地域の課題解決を考える 東地区担い手研修会

少子高齢化、人口減少が避けられない中、地域コミュニティーの大切さが増しています。住民同士で支え合う地域を目指そうと、前橋市東地区の「担い手研修会」が4日、東公民館で開かれました。自治会長や民生委員、保健推進員ら約130人が講演やワークショップを通して地域の課題解決を考えました。

困り事を共有する

研修会は東地区の地域づくり協議会と社会福祉協議会が主催し、2部構成で行いました。

第1部は、高崎市第1層生活支援コーディネーターの目崎智恵子さんが講演。地域の調整役として、生活支援や介護予防のネットワークづくりに取り組んでおり、高崎市の事例を紹介しました。

講演する目崎さん

目崎さんによると、高崎市では各地区ごとに住民や社会福祉協議会、行政で「協議体」をつくり、定期的に話し合いの場を設けて課題を共有しています。

高齢化率約30%という乗附地区の協議体では、気楽に集える居場所がほしいという意見が出て、それを区長が周知した結果、定休日のレストランを使ってもいいとの申し出があり、居場所として活用するようになりました。その後も拠点は増え、以前は2地区にしかなった交流の場が7地区に広がりました。

倉賀野地区では、足腰が痛くてごみ捨て場までごみを持っていくのが大変な高齢者のため、近所の人がごみ出しを手伝う事業が始まりました。

「まずはやってみよう」

目崎さんは協議体の取り組みについて、「まずはやってみよう」とアドバイス。その上で、①楽しく、関わる人を増やす②プロセスを大切に③出来ることをこつこつと、と大切なことを挙げ、「無理をせず、日々の活動の中で継続してほしい」と呼びかけました。

課題を可視化する

第2部のワークショップは前橋市社会福祉協議会の一栁大輔さんが進行役を務め、自治会単位で高齢者の困り事を話し合いました。

各グループには、認知症・一人暮らしの「さちこさん(78)」のように、架空の人物が割り振られ、その人が生活で困っていることを付箋に記入しました。

「急に具合が悪くなった時、かけつけてもらえない」「相談相手がいない」「洗濯物の取り入れが大変」「スーパーが近くになくて、買い物ができない」「夜よく眠れない」「ゴミ出し」…

付箋に書かれた困り事

困り事は「外出」「家事」「安心」「交流」「その他」の五つのカテゴリーごとに貼りだし、まずは既存のサービスで解決できる課題を考えました。それでも解決できない、残された課題をグラフ化し、何ができるか話し合いました。

困り事をカテゴリーごとに貼りだす参加者

グラフ化することで課題が可視化され、皆で課題を把握しやすくなるといいます。また、同じ「さちこさん」でも住んでいる町が違えば、困り事も違ってくることも学びました。

福島昇・東地区自治会連合会長は「みんなで課題を話し合えて良かった。実際にそれぞれの地域で役立ててほしい」と期待しました。

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