新前橋駅前の路線価4年ぶり上昇 1・5%増の6万7000円

国税庁は7月1日、相続税や贈与税の算定基準となる2019年分の路線価を発表しました。同庁のホームページを見てみると、JR新前橋駅東口の県道は1平方㍍当たり前年比1.5%増の6万7000円となり、微増ながらも4年ぶり上昇に転じました。

路線価が上昇した県道新前橋停車場線

分かりやすい上昇要因はないが…

上昇した県道は、新前橋駅東口から県道前橋高崎線までのわずか数十メートルが該当する県道新前橋停車場線。駅前飲食店が並び、これまで3年続けて6万6000円で推移してきました。今回の1.5%増、1000円の上昇はどう捉えればいいのでしょうか。

駅前に新たな大規模商業施設ができるなど、分かりやすい上昇要因は見当たりません。また、同じく調査対象となっている東口の県道前橋高崎線は6年連続横ばいの5万7000円となっており、駅周辺一体の路線価が上がっている状況ではないようです。

駅周辺の住宅需要が下支え

ただ、東地区の人口は依然増えており、昨年9月に公表された基準地価は、駅から少し離れた箱田町の住宅地2地点が上昇。今年3月公表の公示地価でも新前橋町の商業地が上がりました。新前橋駅の乗降客数も回復傾向にあります。

今回の1000円増は横ばいといっていいかもしれませんが、堅調な駅周辺の住宅需要が下支えしていると考えていいようです。また、昨年は 「いか焼き剣々」 「餃子大使」「Bento261」が東口にオープンするなど、新規出店が目立ちました。来年以降、もう少し力強い上昇になるかもしれません。

一方、県内最高価格だった高崎市八島町の市道は13・5%増の42万円と著しく伸びており、3年連続のプラスでした。 県全体では下落基調が続いており、二極化の傾向が見てとれます。

昨年9月の基準地価の記事はこちら。

箱田町2地点で上昇  前橋東地区の基準地価