災害時に何食べる? 火をあまり使わない料理学ぶ 東公民館で住民

地震や豪雨と大きな災害が続く日本列島。先日の台風15号で被災した千葉県は今なお広域停電(9月20日現在)が続いています。住民の防災意識も高まるなか、災害時の食について考える講座が9月19日、前橋市の東公民館で開かれ、地域住民26人が火をあまり使わず調理できる料理を習い、万一に備えました。

災害時の食事づくりを体験する参加者

余熱であさりトマトパスタ

東地区地域づくり協議会安全安心対策部会が主催し、同地区食生活改善推進委員会(渋澤澄子会長)のメンバー8人が指導に当たりました。メニューは「トマトジュースでパスタ」「切り干し大根サラダ」「さば缶とキャベツのにんにく炒め」、そして、アルファ米の「わかめご飯」の計4品です。

レシピはこちらからダウンロードできます。

余熱でパスタを調理

サラダで使う切り干し大根は茹でずに水で戻し、缶詰めのツナとコーン、調味料と合わせて出来上がり。パスタはトマトジュースを加熱して沸騰させ、あさりやパスタを入れた後、火を止めて余熱だけで10分程度温め、麺を柔らかくしました。

炒め物はオリーブオイルでにんにくと鷹の爪を炒めた後、サバを投入。生肉などと異なり、缶詰めを使うため炒める時間が短く済みます。アルファ米のわかめご飯はお湯か水を注ぐだけでよく、簡単に仕上がりました。

出来上がった災害時の食事

4品で所要時間は45分

4品完成までにかかった時間はわずか45分。災害時を想定し、参加者からは「これなら簡単にできる」との声が上がりました。

出来上がった料理を食べる参加者

試食させてもらうと、切り干し大根サラダはシャキシャキ。缶詰のツナとコーンが入っているので満足感もあります。サバの缶詰めとキャベツのにんにく炒めは、最初ににんにくと鷹の爪を炒めているため、味にパンチがありました。サバの臭みもなく、これなら日常の食事として食べたいと思うほど。

パスタは余熱だけで戻したため、少しどろっとした食感。試食した女性は「災害でおにぎりばかりになってしまうようなら、パスタのように毛色が違うものがあった方が楽しく食事ができる」と話していました。

皿をラッピング、洗い簡単

盛り付け前に皿をラップで巻いていたため、洗い物もスムーズです。最後に各テーブルごとに代表者が感想を言いました。「料理番組のように、手早く調理できた」「アルファ米が少し固かったので、次は戻し方を工夫したい」「サバ缶は苦手なのに、美味しく食べられた」といった声が上がりました。

皿にラップを巻いていたので皿洗いもスームズ

このほか各家庭でまずは3日分の食料と水の備蓄をするよう呼びかけました。渋澤会長は「災害はいつ起こるか分からない。家庭でぱっとできる料理を体験してほしかった」と話していました。

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