高品質で割安な刑務所の作業品を販売 東地区の女性グループはダンス披露 前橋矯正展

刑務所というと、普段なかなか入ることのできない施設ですが、受刑者が作った製品を販売したり、施設を公開したりする恒例の「前橋矯正展」が10月19日、前橋市南町の前橋刑務所で開かれました。広場では前橋東地区のダンスグループ2団体が躍りを披露し、会場を盛り上げました。

正門に設置された「前橋矯正展」のアーチ

レンガ造りの壁に囲まれた場内に入ると、前橋や大阪、松本など全国の刑務所で作られた職人顔負けの家具や皮製品のほか、ノートやメモ帳といった工業製品を販売。刑務作業で作られているため、質が高い割に、市場価格より安いという印象です。前橋刑務所の革製品はお買い得という話も聞きました。

ふくろうの工芸品
きれいな仕上がりのおぼん

会場にはそばやうどん、お好み焼きなどのブースも出店し、来場者は温かい食事を楽しんでいました。

飲食ブースで売られていた「きのこうどん」

青空の下でダンス

お昼ごろには、東公民館を拠点に活動するフラダンスグループ「プア・ケニケニ」の女性メンバーが青空の下で優雅に踊り、南国ムードを演出。続いて、前橋市上新田町の婦人会も和気あいあいとダンスを発表しました。

フラダンスを披露するプア・ケニケニ
飾りを持って踊る上新田町婦人会

多くの人が行列をつくった施設公開では、約50人ずつ入場し、刑務官の説明を聞きながら、工場やグラウンド、お風呂場、体育館などを巡りました。

説明や資料によると、日本社会と同様、刑務所の中も高齢化が進行。1日8時間、刑務作業に従事し、出所後の生活も踏まえ、月800円から高い人では1万円以上の「作業報奨金」が出るそうです。お風呂は夏場は週3回、冬場は週2回。60人ずつ入り、1回15分で入浴を済ませるとのことでした。

初めて入った施設で初めて聴く話が多く、刺激的な施設見学となりました。質問すると、刑務官の人たちも丁寧に教えてくれ、いろいろなことを考えるきっかけになりました。

前橋刑務所のシンボルである赤れんがの壁