ニューイヤー駅伝を現地観戦した方がいい三つの理由

日本トップクラスのランナーたちが新春の上州路を駆け巡る全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝」。群馬県が最も長時間にわたりテレビに露出する1日でもあります。テレビ観戦をしていて、「あっ、どこどこが映った」というように、土地勘のある県民ならではの楽しみがありますが、現地で観戦するとテレビでは得られない楽しさがあります。

快速を飛ばし2区を走る選手たち

7区間100キロのコースで競う大会は、名門・旭化成が6区でトヨタ自動車を逆転し、4年連続25回目の優勝を飾りました。昨年10位と健闘した地元のSUBARUは18位となりました。

昨年に続き、外国人選手らが走り、距離が短いスピード勝負の2区を観戦してきました。そこで感じた、テレビでは味わえないニューイヤー駅伝の楽しさについて考えてみました。

  • 選手のスピードをリアルに感じられる
  • 元日からモチベーションアップ
  • その後のテレビ観戦が楽しくなる

 

最も近くで見られるスポーツ

陸上に限らず、スポーツを生で見る臨場感はたまりません。サッカー場で観戦すれば得点に盛り上がる客席の一体感を味わえますし、ラグビー場なら選手同士が激しく体をぶつけ合う音が聞こえたりします。競技の魅力をダイレクトに感じられるのが現地観戦の良さでしょう。

 

他の競技と比べた場合、駅伝観戦の特徴はどこにあるのでしょうか。それは路上を走る選手との距離ではないでしょうか。必死な息遣いが聞こえるほどの距離で選手たちは駆け抜けていきます。数メートルの至近距離で選手を身近に感じられる競技は、駅伝やマラソン以外ほとんどありません。至近距離から見る一流選手のスピード感は「すごい」の一言。外国人選手の走りは一瞬で目の前を通り過ぎていく感じ。選手がどれだけの努力しているのか伝わってきます。

 

印象的だったのは、外国人選手に交じり、下位チームの日本人選手が必死に走っている姿。どうしても上位のチームを中心に映すテレビでは、こういうシーンはあまり放送されません。おそらく陸上部員ではない一般社員の人たちが横断幕を持ちながら選手の名前を連呼し、「頑張れ」と声を張り上げている姿も、実業団スポーツの理想を見ているような気がしました。競技そのものの脇にある、こうしたシーンも現場に行くからこそ見られる醍醐味です。

 元日からエネルギーをもらえる

いうまでもなくニューイヤー駅伝は元日開催が大きな特徴になっています。それが多くの国民の共通認識となっていて、新年最初のスポーツビッグイベントとして定着しています。

 

懸命になって走る選手たちの姿を間近でみると、元気をもらえ、見ている側もやる気になってきます。元日からモチベーションアップできる、こんなにいい一年のスタートはありません。目標に向かって1年間頑張っていこうと思っている人には、うってつけの時間になります。まったく性格の異なるものですが、精神的なエネルギーを充足できるという点で、初詣のような感覚で見に来ている人も多いのではないかと感じました。

テレビ観戦も楽しくなる

現場に行って応援してくると、選手たちのすごさや努力を感じ、家に戻ってからのニューイヤー駅伝のテレビ観戦も楽しくなります。陸上競技自体への関心も高まります。

昨年、日本で開催されたラグビーワールドカップでは日本が初めて8強入りを達成し、日本中が盛り上がり、多くの「にわかファン」が生まれました。スポーツの「にわかファン」になるにはテレビ観戦も一つですが、現地で観戦することが近道なように思います。そして、何かのスポーツを好きになることは人生の楽しみが一つ増えること。人生の豊かさや幸せにもつながっていきます。

沿道で応援する人たち

以上、選手のスピードを間近に感じられ、元日から元気をもらえて、テレビ観戦も楽しくなるニューイヤー駅伝の現地観戦の魅力について考えてみました。最後におまけですが、ニューイヤー駅伝を生で見に行くと、自分が応援している姿がテレビに映る可能性もあります。これも一つの楽しみ方かもしれませんね。