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「Youは何しに日本へ」 南スーダン五輪選手が上州牛に温泉…前橋長期合宿を密着取材

テレビ東京の「Youは何しに日本へ」(2月17日放送)で、東京五輪・パラリンピックに向けて前橋市で長期合宿している南スーダンの陸上選手たちが紹介されました。人気のバラエティ番組だけあって、練習風景とともに、生まれて初めて温泉に入る様子など前橋での日常をおもしろ楽しく伝えていました。

日本人選手と友達に

番組は空港で来日した外国人を突撃取材する内容で、独特なボビー・オロゴンさんのナレーションでもお馴染み。南スーダンの選手に長期密着し、今回が2回目の放送になりました。

テレビで快足を見せたルシアさんは、一緒に練習している同世代の日本人女子選手と友達になれたことがうれしいようで「練習が楽しい」とにっこり。遠い異国の地で大丈夫かなと思っていたので見ているこちらも一安心です。

山本龍市長が番組をツイートしていました。

温泉で喜びのダンス

番組は人生初の温泉に入る場面も紹介。母国では川の水で体を洗っているという男子選手が、ものすごく熱がりながら湯船に。最初は身をよじっていましたが、だんだんとテンションが上がったようで、湯船から飛び出し、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいるシーンもありました。

食事では、群馬が誇る「上州牛」のすき焼きを堪能。でも、恐る恐る口にした初めての味に沈黙(食事中は話をしないのが、南スーダンの文化とのこと)。これはあまり口に合わなかったのかな(?)。食事会場にはカラオケセットも置かれ、マイクを握った男子選手が即興のラップを披露して「前橋のみんなのために歌う。会う人会う人が頑張れって言ってくれて、うれしい」といった趣旨の歌詞で、見ているこちらもうれしくなりました。

他局でも南スーダン選手を紹介する番組はありましたが、選手の素顔を伝えていて、より身近に感じました。続きがあるようなので今後も楽しみです。

南スーダンは2011年、半世紀に及んだ紛争の末、スーダン共和国から独立した世界で一番新しい国。しかし、独立後、紛争が激しくなり、国民は貧困を強いられています。

滞在費はクラウドファンディング型ふるさと納税で

今回、JICAからの打診を受け、前橋市が受け入れを決めました。選手団は昨年11月来日し、前橋市総社町の王山陸上競技場を拠点に長期合宿をしています。滞在費用は「クラウドファンディング型ふるさと納税」などで賄う計画で、目標1500万円のところ現在1008万500円、達成率67.2%(2月18日午後5時、残り43日)の状況となっています。

スポーツ交流がレガシーに

事前キャンプ地で成功事例として思う浮かぶのは、昨年のラグビーワールドカップでウエールズを迎えた北九州市。多くの市民がウエールズ文化を学び、大歓迎しました。公開練習には1万5千人が来場し、国歌を歌い、ウエールズの選手やメディアを驚かせました。

ワールドカップ後には、ウエールズラグビー協会が毎日新聞に、北九州市はウエールズの新聞「ウエスタン・メール」に全面広告を出して、互いに感謝を伝えました。2月22日に協会と北九州市は交流を維持・発展することを目的に「レガシー協定」を結びます。

南スーダンと前橋も、ウエールズと北九州市のように、大会後も交流が続くレガシーになればいいですね。今後も南スーダンの選手たちに注目していきたいと思います。

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