新型コロナウイルスの影響で今年はたくさんのスポーツイベントが中止になりました。
赤城山を舞台に毎年開かれている「あかぎ大沼・白樺マラソン」もその一つ。
39回目の今年は8月30日に予定されていました。
代替として「3密」を避けながら、ランニングをを楽しんでもらおうと、公益財団法人前橋市まちづくり公社は8月1~31日、参加者が赤城大沼湖畔を周回し、GPSトレーニングアプリを使って記録を比べられる「あかぎ大沼バーチャルトライアル2020」を開催します。
市が6月26日の定例会見で発表しました。
リアルなマラソン大会を開くと、1度に多くの人が集まるため、「密」になりやすい状況が生じます。
今回はトライアル期間を1か月に設定し、参加者が密集する状況を回避しました。
コロナ禍のため、赤城山を訪れる観光客も減少していることから、イベントによる観光誘客の狙いもあります。
コースは5、10、20キロの3種類
1周5キロで、コースは1周(5キロ)と2周(10キロ)、5周(20キロ)の3種類を用意。
ランニングアプリの「STRAVA(ストラバ)」を用いてタイムを計測し、期間中は何度も挑戦できます。
トライアルは中学生上が対象。参加費無料。
コースを走りきった人には完走証が贈られます。
前橋市まちづくり公社のサイトからエントリーできます。
山本龍市長は「ネットワーク上で記録を比べ合うマラソン競技。新しいスポーツ競技の形になってくる。その先駆けとして前橋がチャレンジしたい」と話していました。