群馬の古墳が熱い 高崎の綿貫観音山古墳出土品が国宝へ 吉永小百合さんCMに続く追い風

群馬県内でも新型コロナウイルス感染が広がる大変な時期でありますが、今朝20日付の上毛新聞1面にうれしいニュースが載っていました。

高崎市の綿貫観音山古墳出土品が国宝になる、というニュース。

国の文化審議会が、埴輪や副葬品など3346点について、国宝に指定するよう文科相に答申しました。

出土品が国重要文化財になっている綿貫観音山古墳

上毛新聞によると、群馬関連の国宝は世界遺産の富岡製糸場と、太田市出土で東京国立博物館に収蔵されている埴輪「武装男子立像」があり、今回が3例目。大変希少なことがわかります。

国宝となる出土品は中国や朝鮮半島とゆかりが深いとのこと。ここから近い群馬の森にある県立歴史博物館に収蔵されています。

前橋からもアクセスしやすい

綿貫観音山古墳は前橋から近く、特に東地区から行きやすい。

県道前橋長瀞線沿いにあり、車で20分ほどの場所にあります。

というわけで早速行ってきました。

古墳南西にある駐車場やトイレ

駐車場が整備されていて、午後2半ごろ到着すると3台ほど停まっていました。

あまり人はいないのかなと思っていたら、その後も途切れることなく、車が。

やっぱり国宝のニュースの影響かなと感じました。

敷地の入り口には、国宝の吉報を知らせるのぼり旗が立てられ、強い風にたなびいていました。

「国宝決定」を知らせるのぼり旗

綿貫観音山古墳に来るのは久しぶりです。

子どものころよく遊びにきたことがありましたが、以前よりももきれいに整備されている印象。昔は小学生の遊び場でした。

群馬県は「古墳大国」との言われ方もしますが、綿貫観音山古墳はその群馬を代表する前方後円墳。

全長97メートル、高さ9メートルで、6世紀後半に築造されました。

その佇まいはやはり特別な場所だったことを感じさせます。

古墳の近くに設置されている解説ボード
全長97メートルの綿貫観音山古墳

古墳南側に設けられた階段を上ると、すぐ石室があります。

ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、3月9日から26日までの間、係員による解説と石室の公開が中止に。

柵があって入ることはできませんが、中を覗くことができます。

解説や石室の公開の中止を知らせる貼り紙
古墳の後方部にある石室

少しどきどきしながら、中を見回しても暗くて、よく見えません。

スマホのカメラで写してみると、肉眼で見るより内部の様子が分かりました。

石室の長さは12.5メートルあり、整然と石が積み上げられています。

天井岩は吉井町の牛伏砂岩の自然石を用いて、岩は22トンもの重さがあるというから驚き。

強大な権力をもつ豪族だったことがうかがいしれます。

柵の外から撮影した石室の内部

古墳の一番高いところに登ってみると、9メートルの高さですが、眺望はなかなか。

特に北側は赤城山と榛名山を望むことができてきれいです。

古墳の上部に敷かれた石畳
古墳の上部から望む風景。赤城山や榛名山が見えます。

ぬけるような青空。強い風も気持ちいいですね。

熱心に写真を撮っている家族連れの姿もありました。

古墳の上に広がる青空

人を呼び込む東国文化

最近、群馬の古墳が熱く盛り上がっていますね。

吉永小百合さんが出演したCMの影響で大室公園はいま多くの人が訪れています。

県内だけでなく、県外からも来る人も多い。

国宝のニュースは、群馬の古墳熱を一層盛り上げてくれそうですね。

綿貫観音山古墳 群馬県高崎市綿貫町1752