敷島公園前橋ばら園が今年開園50年を迎えました。
前橋市民の自慢の施設。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、
本年度の「春のばら園まつり」は中止となりましたが
通常通り園内で観覧はできるので、多くの人でにぎわっています。
それでは、半世紀の歩みを振り返っていきましょう。
1971年開園、2008年にリニューアル
開園当時の広報まえばし(1971年6月15日号)によると、
市は敷島公園北西部約4.5ヘクタールを植物園とするため、
1962(昭和37)年度から整備を進めてきました。
1971(昭和46)年、約200種2000株のバラが楽しめる施設(当時4500平方メートル)として開園しました。
総合会場となった全国都市緑化ぐんまフェアを契機に
2008(平成20)年にリニューアルオープン。
約600種7000株のバラが咲き誇る園に拡充されました。
以前あった萩原朔太郎記念館は街中の前橋文学館近くに移転しましたが、
前橋がかつて「糸の町」だったことを伝える蚕糸記念館があります。
ちなみに、スポーツ施設を含めた敷島公園全体としては37.6ヘクタール。
県が管理するスポーツ施設区域17.8ヘクタール、
ばら園を含めた市管理のレクリエーション区域は19.8ヘクタールとなっています。
愛称は「敷島公園門倉テクノばら園」に
財源確保のため、前橋市は市有施設の愛称命名権(ネーミングライツ)の売却を進めており、
ばら園は2019年4月1日から「敷島公園門倉テクノばら園」となりました。
周辺の看板や行政資料、報道などでも新たな愛称が使われています。
市内では前橋プラザ元気21や前橋公園と並んで知名度の高い施設ですので、
企業のPRにつながっています。
多くの人でにぎわう園内
訪れた5月22日が休日ということもあって、
駐車場は満車状態。少し待ってから車を停めました。
園内は若い人からお年寄りまで幅広い世代の人でにぎわっていました。
ピークを過ぎたバラが多く、地面には花びらが落ちていましたが、
今が見頃の種類もあり、十分に楽しめました。
ばら園の中央部分が少し窪んで低くなっており、
高いところから全体を見渡すと絶景です。
ばらのトンネルがあったり、香りを強い種類があったりして、
あきずに楽しめます。これが無料だなんて、他市の人は驚くかもしれません。
もっと50周年をアピールした方がいいのではないかと思いますが、
コロナ禍なので控えているのかもしれません。
本当だったら、盛大にお祝いしたいところ。
次の50年も可憐なばらたちが多くの人を楽しませてくれるでしょう。
敷島公園門倉テクノばら園 群馬県前橋市敷島町262