車社会の群馬県。
自転車で通学中の中高生の事故率が全国的にも高い状況が続いています。
自転車に乗る子どもたちの安全を守る取り組みは大きな課題。
そうしたなか、前橋東中学校(光が丘町)西側市道の路面に、自転車の左側通行を促す道路表示が取り付けられました。
市は昨年12月に回覧板で、自転車マークの設置工事を周知していました。
場所は中学西側を南北に通る市道で、およそ160㍍ほどの区間。
東中の生徒は原則自転車通学していませんが、高校生や一般の自転車利用者は多いですし、休日には部活動の遠征などで中学生も自転車で使用する道路です。
道幅が狭く交通量の多い同校南側の通りには既に設置されており、今回の工事でマークの設置場所が増えました。
費用かからず取り付け容易
本当は自転車専用レーンができればいいのでしょうが、費用がかかるため、日本ではなかなか進んでいきません。
路面にマークを取り付けるのは、自転車専用レーンに比べれば費用もかからず、容易なため、県や市は表示を増やしています。
確かに自転車に乗ると分かりますが、路面にマークがあれば、その上を通る意識が強くなり、左側通行に促されます。
ドライバーからしても、表示があれば自転車に気をつけなければいけない道路と認識され、注意換気に。
ハードの整備の一方で、子どもたちへの自転車の安全な乗り方指導も進めたいものですね。