先日、牛はまったくいない前橋市小相木町の住宅街に、「浅間牧場」という名前の面白いバス停があることを記事にしましたが、今回もちょっと興味深いバス停を紹介します。
住宅街に謎のバス停「浅間牧場」 名前の由来がわかった 前橋市小相木町
それは県道前橋長瀞線沿いにあり、フレッセイ大利根店(同市下新田町)近くのバス停「旧卸売センター」です。
いま卸売センターの面影はありませんが、そうした施設がかつてあったことは名前から伝わってきますね。
群馬県総合食品卸売センターが由来
フレッセイ隣の「Super D’station前橋大利根店 」(同市下新田町)の敷地に以前、バス停名の由来になっている「群馬県総合食品卸売センター」がありました。
卸売センターでは、「群馬大同青果」が市場を営んでいましたが、2006年4月に「群高青果」(高崎市)と経営統合し、「ぐんま県央青果」を発足しました。
ぐんま県央青果は高崎市総合卸売市場を拠点としたため、群馬県総合食品卸売センターは歴史に幕を下ろしました。
セキチュー⇒Dステーション
センター跡地では、ホームセンターセキチュー前橋大利根店が2008年11月に出店しましたが、2015年5月に閉店。その後、現在のSuper D’station前橋大利根店が入りました。
センターの建物は残っていませんが、市街地としては広い敷地は昔、市場があったことを彷彿させます。
「旧卸売センター」のバス停名は、県内食品流通の一大拠点があったことを思い出させてくれるいいきっかけになりますね。