前橋東地区の魅力や自治会の役割について話を伺ってきたのですが、東地区の課題はどんなところでしょうか。
インフラ整備の問題があると思っています。区画整理が進んでいるところもある一方で、遅れている地域があり、計画的に住宅が建てられてこなかった面があります。インフラ整備が遅れている一つの原因になっています。
東地区は昔から南北を抜ける道路はありますが、東西に抜ける道が少ない。箱田中付近から大利根住宅団地に抜ける道が約50年前から都市計画道路として設定されていますが、進んでいません。
子どもたちの通学路として使われいる今の道は歩道がなく危ない。予算を取らなければ、なんとかしなくてはと思い、去年2回、国土交通省に行き、陳情してきました。都市計画道路の費用は国が55%を持ち、45%は地元で持ちます。関係自治会長、学校長、PTA会長、市会議員らの連名で陳情書を出してきました。インフラ整備をしなければ、将来の東地区の発展に支障をきたすのではないかと考えています。ぜひ進めていきたいと思っています。
子どもたちを守る防犯、交通安全についてはどう考えていますか。
青少年育成推進員さんをはじめ、みなさん非常に熱心にやってくれ、頭が下がる思いです。また、交通指導員さんが子どもたちを見守るため、雨の日も風の日も立ってくれています。ただ、交通指導員さんもなり手がいなくて不足しています。人数を増やすといっても、なかなかなり手は見当たらない。交通安全や防犯の面で、もっと体制強化しなくてはならないと思っています。
防犯でも情報を知らないと対応のしようがありません。今、不審者情報などがメールで送られてきますが、そういった情報を、より共有できるようにしていきたいと考えています。
福島さんの話を聞き、子どもたちの安全のためにもインフラ整備の必要性を感じました。次回、テーマは「これからの東地区」についてです。