前橋市の人口が減る中で、東地区の人口が増えています。
市内一児童数が多い東小を抱えるなど、子育て世帯の転入が目立つ、活気あふれる地域です。
3年前(2015年6月末)と比較すると、今年6月末現在2.2%増え3万2142人。
前橋の街中や高崎市にも行きやすく、JR新前橋駅があり、関越道前橋・高崎両インターチェンジに近いなど、交通利便性の良さが要因として挙げられます。
内訳をみると、増加率が最も高かったのは12.1%増の古市町一丁目(1469人)。
「新前橋駅前第二土地区画整理事業」が終了し、住宅建設が進みました。
区画整理に伴い、2016年10月には箱田町の一部が古市町一丁目となり、新たに約20世帯が加わったことも後押ししました。
同時期、古市町には二丁目が新設されています。
駅前では第三区画整理事業も進行しており、古市町はさらなる人口増が見込まれています。
古市町一丁目に次いで、稲荷新田町(8.9%増)、青葉町(5.8%増)も高い伸び率を示しました。
一方、朝日が丘町は6.8%減、大利根町一丁目は4.4%減となるなど、既に宅地開発が進んだ地域は減少傾向にあるようです。
市役所は毎月、市全体の数字とともに、16地区ごとに人口を発表しています。
中川地区や岩神地区など市街地について「本庁管内」とする大きな括りですが、この区域に基づくと、増加しているのは東と、下川淵、総社、永明の4地区のみ。
増加率が最も高いのは総社地区で4.0%増。下川淵地区2.6%増、東地区2.2%増、永明地区2.1%増の順になっています。