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市民に愛された六供温水プール 解体 前橋市水質浄化センターの老朽化で

前橋市の六供温水プールが解体されています。

プールには、ウォータースライダーや流れるプールがあって、家族や友人と遊んだ人も多いのではないでしょうか。

たくさんの市民に愛された施設でした。

前橋市は、2020年に六供温水プールの解体方針を示しており、2024年3月31日に営業を終了していました。

プールの隣にあって、汚水やし尿を処理する水質浄化センターが老朽化したため、プール跡地にセンターに関する施設(管理棟)をつくる計画です。

2月1日に近くを通ってみると、温水プールの外壁が重機によって取り壊され、がらんとした施設内部が見えました。

六供温水プールは、1991年にオープンした施設で、近くにある六供清掃工場で発生する熱を利用していました。

思い出の場所が取り壊されることに寂しい気持ちもありますが、水質浄化センターという市民生活に必要不可欠な施設の更新にあたってのことなので、理解が得られるのではないでしょうか。

2020年8月、市議会の常任委員会に示された市の説明によると、水質浄化センターの更新は施設を稼働させながらの工事となるため、25年間という歳月をかけて行われます。事業規模は国庫補助金も活用しながら約323億円を予定しています。

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