①休み時間に手軽に読める! 前橋市長選公開討論会 「自己紹介」「4年間で最も実現したい政策」 @新前橋

県都のリーダーを決める前橋市長選(9日投開票)が告示まで1日に迫りました。既に5人が立候補する見込みで、激しい選挙戦が予想されています。新前橋商工会が1月15日に開いた公開討論会では5人全員が参加し、政策や持論を訴えました。発言の骨子を文字に起こしましたので、どうぞ投票する際の参考にしてもらえればと思います。

文字数が多いため、何回かに分けて掲載します。また、テキストよりも発言者の表情や話し方など直接伝わる動画もアップされているので、ぜひ視聴してもらえたらと思います。テキストは手軽なので、通勤や通学、お昼休みなど、ぜひどうぞ。

討論会では、主催した新前橋商工会の福田俊昭会長があいさつした後、立候補予定者が自己紹介しました。最初の発言は共産党推薦の元前橋市議、店橋世津子氏、元県議の岩上憲司氏、元衆院議員の佐田玄一郎氏、現職の山本龍氏、元前橋市議の中島資浩氏の順で、くじで決めました。発言時間は1人2分間でした。

店橋 みなさん、こんばんは。市民本位の民主市政の会の店橋世津子と申します。私は前橋で生まれ育ちました。高校2年の夏に父が仕事中の事故で亡くなりまして、母の近くにいようということで、光が丘の保育大学校に進学しました。13年間保育で働く中で、保育の質を高めるためには保育士の配置基準や保育予算の増額がどうしても必要で、全国の仲間と運動しました。当時、中曽根内閣のもとで福祉や保育、教育などの予算が削られながら軍事費を増やす政治はおかしいと思ったのが、政治への目覚めでした。全てが政治に繋がっているということを知りました。そのあと女性団体で子育て支援の活動をしながら、子供の医療費無料化や小中学校の少人数学級実現を粘り強く運動してまいりました。力を合わせれば政治を動かすことができるという体験を重ねる中で、2001年前橋市議会議員に送り出していただきました。私はこの利根西地域、箱田町に移り住みまして、利根西を担当してまいりました。住民要求の先頭に立って活動して参りましたけれども、家族が体調を壊し、1期で引退をすることになって地域のみなさんには大変ご迷惑をおかけしました。その後はその時々の国民の苦難の元になっている政治を変えたいという思いで県議の補欠選挙や国政選挙にも挑戦してまいりました。そして今に至ります。歌うことが大好きで、仲間と歌うと気持ちが解放され心が踊ります。田んぼを眺めることや自然を観察することが大好きです。

岩上 岩上憲司でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。また、新前橋商工会の皆さまに、このような機会をいただきまして本当にありがとうございます。心から感謝を申し上げます。私は前橋に生まれ、今、二之宮町に住んでおります。地元の前橋市立二之宮小学校卒業後、地元の中学・高校ではなく、親元を離れて一人で高知県の明徳義塾という6年間全寮制の学校で育んでいただきました。中学校の時は野球を3年間やったのですが、3年間補欠でした。野球は補欠で一生懸命頑張りました。高校に入り、高校野球をやろうという思いでいましたが、中学校で3年間補欠だったので、なかなか難しいと判断して、ゴルフ部に入り、3年間ゴルフをしました。その後、東京農業大学造園学科に入り、そこでも体育会のゴルフ部に参加し、ゴルフを通じて、いろいろと東京の方で学ばせていただきました。そして、就職は(群馬に)帰ってきて、実家も建設業をやっていたものですから、建設業に育んでもらいました。32歳の時に県議会議員に初挑戦し、現在5期目をやらせていただいているところでございます。とにかく皆さま方が率直に思うことをやりたい。分かりやすく身近な政治をやりたい。そんな思いを持った中で、県議会議員として5期お世話になったところでございます。よろしくお願いいたします。

山本 みなさん、こんばんは。現職市長の山本龍でございます。1959年草津温泉生まれ。そして、前橋三中、前高、そして医学部目指して頑張ったのですが、なかなか入れず、早稲田から小渕先生のもとで政治を学び、県議会、そして市長二期目が終わろうとしているところです。新前橋の商工会のみなさん、こんな素敵な会を開いてくれてありがとうございます。わたしたちのディベートをみんなに伝えられる機会をうれしく思っています。新前橋は挑戦していますよね。実はみなさん、前橋のJRの5駅、ひとつひとつの駅の乗降客数の合計が今、ピークなんです。V字回復しているんです。そういうことも含めて、駅から発信するメッセージはとても素敵だろうと思っています。老若男女が集う街、あるいはカルチェラタン、学生の街、そして福祉会館(県社会福祉総合センター)がすぐ近くですから、そこに通う車椅子やあるいは杖をつく視覚障害者の方々の最寄り駅。いろいろな意味で新前橋がもっともっと前に出ていく、そんないいきっかけにこの討論会がなればいいなあと願っております。どうぞよろしくお願いします。

佐田 佐田玄一郎です。今日は新前橋の公開討論会にお呼びいただきまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。私の生まれは前橋市三俣町です。三俣町から城東小学校に行きまして、城東小学校から(群大)付属、前高に行き、変わってるんですけど、大学は北海道大学の工学部に行き、機械工学を学びました。その後、鉄建建設という会社で、いろいろな技術を学びました。そしてつくづく思ったのは、やっぱり東京の方から前橋を見ていると、前橋は県庁所在地としての前橋をつくっていかなくちゃいけない。こういう風に思いました。私は今まで上武国道に携わってまいりました。子どもの頃は東京の方向が高崎のように思っていたんですけれども、本当は違うんです。前橋の方が東京に近い。首都圏に近いんですから。これからそういう意味におきましては、まさにストック効果をしっかりと活かして、県都前橋らしい前橋をつくっていかなければと思っています。私は27年間とにかく前橋を一番にしようということで国政に携わってまいりました。これからもそれを活かして、交付金、補助金もしっかり取っていきたい。前橋らしい前橋をつくっていきたいと思っております。以上です。ありがとうございました。

中島 みなさん、こんばんは。中島資浩です。まず、主催していただいた新前橋商工会のみなさまに敬意を表しますとともに、ご来場いただきましたみなさまに感謝申し上げます。私は江田町で生まれ、東小、東中を経て、前高に進みました。東中では野球部でした。1番サードです。高校の時にリクルート事件、佐川急便事件といった汚職事件が立て続けに明らかになりまして、政治に不信感を持ったことが政治に関心を持ったきっかけです。そのため、政治に信頼を取り戻したいという強い思いもあります。そして中央大学法学部政治学科に進み、そこで地方自治を専攻しました。そこで国会議員との出会いがあり、秘書となりました。そのとき、県都前橋再生に対する思いが目標に変わりました。大学時代は管弦楽団に入団し、バイオリンパートに所属をしました。その後、28歳で前橋に戻り、高崎経済大大学院地域政策研究科在学中の2001年2月に前橋市議会議員に挑戦し初当選、以来市議を15年、県議を2年務めています。また、政務調査費問題に揺れる中で前橋市議会議長に選任され、大変貴重な経験をさせていただきました。家族は医師の妻と1男1女。妻も忙しいため、私も料理洗濯など家事を行います。得意料理はパスタです。趣味は音楽鑑賞で、クラシックからジャズ、宇多田ヒカルまで聴きます。よろしくお願いいたします。

司会 ありがとうございました。次は4年間で最も実現したい政策、前橋市の未来のビジョン、将来のビジョンを語っていただきたいと思います。ここではマニフェストを中心に発表していただきます。発表時間はそれぞれ2分間です。それでは岩上さんからお願いいたします。

岩上 わたくしの将来ビジョンでありますけれども、最近、「高崎とかなり勢いが違うな。負けてるぞ」、こんなようなご指摘をいただくことが数多く増えてきました。そんななかで高崎と一緒のまちづくりではないと思っております。やっぱり前橋は前橋の良さを前面的に押し出して持続可能なまちづくりをしていくことが最も重要だと思っています。前橋は「暮らしやすい街」「住みたい街」。ここで暮らしていただくことを大きなビジョンに掲げ、政策展開していきます。一番やっていかなければいけないことは、まず4年間のなかで財政再建。やはり財政というものは一番重要だと思いますので、持続可能なものにしていくためには財政をしっかりと立て直していく。さらには安心して住める環境をつくっていくためには、ゴミ処理も大きな問題と思っております。ごみ処理もこの4年間で方向性を出して、実際、今後どうしていくのか。市民のみなさま方に示していく。こういうった責任もある。このことについても取り組んでいきます。さらには企業誘致。こういうったものも積極的に行っていかなければならない。地域を元気にしていくためには企業をどんどん呼び込んでいく。さらには、サテライトオフィスも含め企業誘致をしっかりと取り組んでいきたいと思っております。さらには、やはりいろんな方に暮らしていただく。定住していただく。こういった意味を考えたときには、やはり土地利用をどう上げていくかも非常に重要だと思っていますので、徹底的に規制緩和に兆戦をさせていただく。わたくしは規制緩和室というものも立ち上げ、取り組んでいきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。

山本 やりたい、やるべき重要政策はいくつもいくつもあると思います。それぞれの施策に市民が期待している、待っている。そのために、ぼくたちはこうやって政治をしている。ただ、そのたくさんの政策を実行するためには、元手となるお金が要ります。だからこそ、やりくりとか、無駄をなくして、そして、市民に新たな負担を求めるのではなく、そのなかでいろんな政策を実行していく。それがわたくしたちの当たり前の真っ当な取り組みです。そのなかで、まずは借金をだんだんと返してきた。一生懸命税収を増やして、その分、国からの借金を返していく。このなかで、新たな財源を生み出して、みんなのためのさまざまなことをやっていこうと思います。やるべきことは皆さんのお手もとに配られている。(マニフェストには)私の生きやすい街をつくろうというメッセージ、たくさんの政策が並んでいます。みんな実行させるそのためのお金は例えば、みなさんが7年間、ごみを減らしてくれたおかげで、ごみ処理のコストがどんどん減って、今回、大胡と亀泉の清掃工場を閉鎖できるようになったんです。それによって財源3億円を得ることができました。特にここは東地区だから、東の皆さん本当にありがとうございます。東はこの7年間で今まで廃棄物に出していたリサイクルのものを600トンからなんと100トンに減らしてくれたんです。たくさんのリサイクルを頑張ってくれている、そういう一人一人の市民の力のおかげで、財源として3億円を手に入れいる。こういうことのやりくりのなかで、これからも政策を実行していこうと思います。

佐田 先ほど申し上げました通り、27年間、国政に携わってまいりました。そういうなかにおきまして、一番感じるのはやっぱり財源の問題だと思います。そのなかで、国からの補助金、交付金があります。交付金というのは、地方負担がありません。しかしながら、本当に大事な交付金というものを確保していくことがわたしが27年間やってきた一番の糧だと思っております。そのためには、主要幹線道の上武国道も、高崎に直結する国道も含めてストック効果を利用しながら、国から交付金を持ってくる。そういうことを持ちまして、財源が浮き、財源が浮いた分は社会保障に充当していかなければいけないと思っております。これから企業誘致をしていきますと、若い人はどんどん前橋に入ってきます。埼玉県、そして首都圏からどんどん入ってまいります。そういう人たちが子育てをしやすい前橋づくりをしていきたい。後で申し上げますけれども、給食費の完全無料化ですとか、0、1、2歳の保育料は今、要するに所得制限がありますが、これを完全に無料化できます。そのためには国からの交付金を取ってきて基盤整備に回す。そういうふうなしっかりとしたメリットを考えていかなくちゃいけないと思っております。

中島 私は今回の選挙戦で、「市民とつくる前橋の未来」をスローガンとして掲げました。財政状況が厳しいなか、行政で全てを賄うことが難しい状況にあります。これからは行政が市民、企業、団体と一緒になって、まちづくりを行うことが大変重要であると考えています。そのための一つの手法として、新たに市民会議を新設します。ここでは市民生活上の重要な問題について協議をしていただきます。また、行財政改革は、避けて通れない問題です。市民のみなさまに行財政改革をお願いする以上は、市長退職金1期2700万円を辞退いたします。さらに、街中再開発はこれを推進します。この問題は市長選のたびごとに争点となり、結局30年間何も出来ていないという状況が続いています。わたくしはこの問題を政争の具にいたしません。図書館を含む複合施設で、中心市街地の活性化を図ります。なお、清掃工場については前々回の市長選で争点となり、つくる直前で延命化を掲げた山本市長が誕生しました。15年後までには新清掃工場を整備しなければなりません。私は環境にやさしく、熱利用効率の高い新清掃工場の整備に着手します。

店橋 今、市民の皆さんの暮らしは国政とは切り離せないと思います。安倍自公政権のもとで、貧困と格差や少子高齢化が前橋でも例外なく進んでいます。したがって、これまでのまちづくり政策をしっかりと見直すことが必要だと思っています。上武国道沿いの道の駅、日赤跡地、駅の北口、中心市街地の開発など、大規模開発は見直します。その見直した財政は、子育てや教育、高齢者政策を充実させて、子どもや若者、高齢者が安心して暮らせる福祉の街を一歩一歩実現していきたいと思っています。公共事業も生活に密着したものに変えていきます。通学路や生活道路の改修、老朽化した公共施設の建て替えなどに切り替えて、地元の中小企業の皆さんがそれに関われるようにしっかりと応援して、地域住民の食を支える、自然を保全する、農業も応援しながら、まちづくりを進めていきたいと思っています。今どこで災害が起こるかわかりません。住宅の耐震化や堤防の補強など、ハード面もしっかりと進めながら、具体的に市民が地震のときは、洪水のときはどこに逃げたらいいのか分かるようにソフト面も重視して、市民の皆さんの知恵も借りながら、自然災害に強いまちづくりを進めてまいります。市民参加と対話を重視した市政に転換します。市民の声をしっかりと聴いて、女性が審議委員に参加していませんので、そうしたところも含めて、ジェンダー、平等社会を推進していきたいと思います。

以上が「自己紹介」「4年間で最も実現したい」の発言骨子になります。順次、続きをアップしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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