行政

SNSフォロワー最多の自治体はどこ? 群馬県内35市町村の活用状況まとめ

個人も企業もSNSに力を入れている昨今ですが、日本経済新聞1面(6月12日付)に自治体のSNS活用状況をめとめた記事が出ていました。

なかには人口を上回るフォロワー数がいる自治体もあり、観光客誘致やふるさと納税の寄付額などで大きな効果があることが紹介されていました。

この記事に触発されて、群馬県内全35市町村のSNS活用状況をあらためて調べてみました。

フェイスブック、インスタは前橋トップ

フォロワー数をみてみると、前橋市がフェイスブック(7777人)、インスタグラム(8288人・観光政策課)でトップ。高崎市がツイッター(13445人)で最多となりました。

町村部でも観光地はSNSを重視している様子。みなかみ町はツイッター4238人、インスタグラム743人と多く、嬬恋村もツイッター4238人、フェイスブック(観光商工課)1449人となっています。

雄大な自然が広がる観光地は、絵になる素材が多く、写真を添えられるSNSとは相性がいいようですね。

下の表は市町村ごとのフォロワー数になります。

市町村 フェイスブック ツイッター インスタグラム
前橋市 7777人 13445人 8288人(観光政策課)
高崎市 3493人 14733人
桐生市 5301人 5081人
伊勢崎市 1775人
太田市 9655人
沼田市 2199人 5547人 1404人(観光交流課)
館林市 1156人 3192人
渋川市 701人 3576人
藤岡市 2640人
富岡市 917人(防災情報) 1392人(まゆいと)
安中市 1827人 1428人
みどり市 2400人(みどモス) 3703人
榛東村
吉岡町
上野村 202人
神流町 2317人(恐竜センター) 264人
下仁田町 745人(観光商工課) 1211人(商工観光課)
南牧村
甘楽町 425人 489人
中之条町
東吾妻町 769人(水仙ちゃん)
長野原町 1255人
嬬恋村 1449人(観光商工課) 4238人
草津町
高山村 1369人 74人
片品村
川場村
昭和村 837人 1319人
みなかみ町 4561人 743人
玉村町 790人(たまたん)
板倉町
明和町
千代田町 320人 277人
大泉町 2216人
邑楽町 954人

注意

フォロワー数は6月12日午前の数字。複数のアカウントがある場合、フォロワー数の多いものを記載しました。休止状態になっているアカウントは除きました。

ツイッターが多く、インスタは少数

次に、SNSごとに分析していきます。

フェイスブックは35市町村のうち14市町村が運用していました。

SNS全体的な傾向ですが、市に比べると、町村での導入は少なめ。

職員数が少なく、人員的に運用が難しいのかもしれません。

前橋に次いでフェイスブックのフォロワーが多い桐生市は高崎市を上回っており、人口規模からいっても健闘しているといっていいでしょう。

町村では嬬恋村のほか、高山村(1,369人)や長野原町(1,255人)も頑張っています。

 

 

続いて、ツイッターは35市町村中18市町村が取り組んでいます。

今回対象にした三つのSNSのなかでは、ツイッターが最も利用されています。

写真も載せられますが、文章が中心となるツイッターでは、拡散性や速報性を生かして、災害や事故、新型コロナウイルス感染者数など、防災や衛生分野の情報に特化している自治体もあるようです。

 

前橋はインスタを複数の課で運用

最後にインスタグラムは35市町村のうち13市町村が導入していました。

三つのインスタグラムのなかでは最も少ない。

前橋市については、上の表では観光政策課のアカウントフォロワー数を記載しましたが、農政課の「農業インスタグラム」や交通政策課の「自転車インスタグラム」など、それぞれ運用しており、発信したい情報に特化したアカウント運用をしています。

みどり市も盛んに観光地を発信して、フォロワー数(3703人)が多くなっています。

また、インスタグラムでは、自治体アカウントによるフォローも多いのも特徴。

フェイスブックやツイッターでは、自治体が個人や企業をフォローするケースは少ないですが、インスタグラムでは、積極的にフォローしている自治体もあるようです。

相互交流が図りやすいのかもしれません。

 

自治体に求められるSNS運用能力

さて、SNSの運用状況をみてきました。多くの人がSNSを楽しんでいると思いますが、業務の一環として、観光誘客など効果を狙って、継続的にSNSを運用することは結構大変そうです。

しかし、これからの時代、自治体がSNS運用能力を高めていくことは大切なことではないでしょうか。

SNSを通して、観光誘客やふるさと納税へのプラス面だけではなく、移住や企業誘致につながる可能性もあります。

お金がかからない反面、職員のスキルアップが欠かせません。

他の業務に追われながら、コンテンツを作り続けていると、「ネタがない」と四苦八苦している担当者もいるはずですが、頑張って、群馬を発信してほしいと思います。

 

 

2020年2月にも、市町村によるフェスブックとツイッターについての記事を書きました。

当時に比べると、フォロワー数が増えていることが分かります。

参考にどうぞ。

SNSを上手に使いこなしている市町村はどこ? 群馬県35市町村のフォロワー数を調べてみた

前橋市民の一人として、日頃から市のSNSから情報収集しています。 他の地域はどうなってるのかと思い、群馬県内35市町村のツイッターとフェイスブックについて、フォロワー数を調べてみました。 2020年2 ...

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