お彼岸を前にお寺をきれいにしようと、前橋市上新田町の末風山福徳寺で3月7日、田子良照住職と檀家ら計14人が、樹木のせん定や清掃を行いました。
年4回檀家が掃除
福徳寺ではお彼岸やお盆などの前に年4回、境内を掃除しています。
なかでも3月はせん定もするため、1年のうちで最も参加が多く重労働になります。
ご高齢の方々が中心ですが、みなさん元気に枝を切ったり、草を刈ったり。
高速に回転するポリッシャーも使って、門周辺をきれいにしていきました。
境内に60本のカイヅカイブキ
今回のメーンの作業は、寺の東側と北側を囲むようにして植えられているカイヅカイブキのせん定です。
ざっと数えて見たところ、およそ60本。
数人が小型チェーンソーを駆使して次々と枝を切り落としていきました。
450年近く前に開山
末風山福徳寺は「まっぷうざん・ふくとくじ」と読みます。
全国を巡り、教えを説いていた覚伝がこの地に定住し、1575年に開いたと伝えられています。
現在の住職、田子さんは24代目。
「みなさん無償ボランティアでやってくれていて、本当にありがたい」と感謝していました。
作業は午前9時からお昼頃まで。
近くの自家焙煎珈琲店「マリドンコーヒー」を営む田村隆央さんも参加しており、休憩時間には同店のコーヒーが振舞われました。
この日の作業ではカイヅカイブキの側面を切り、すぐ近くのお墓との間に大きな台を置けるスペースをつくりました。
この台は、参加者の高齢化が進む中、高所でも安全に作業ができるようにと、もともとバイクショップを営んでいた田村さんが自ら溶接して製作したもの。
今月13日にもう1度集まり、台を使ってカイヅカイブキの上部をせん定します。
福徳寺 群馬県前橋市上新田町乙1280
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