前橋市の山本龍市長は3月9日の市議会定例会で、現状中学生までの医療費無料化を、来年4月から高校生まで拡大する意向を表明しました。
市長選で公約
山本市長は3選を決めた今年2月の市長選で、自身の目玉公約に高校生までの医療費無料化を掲げていました。
県内12市では初の取り組みになります。
前橋令明の青木登美夫幹事長の質問に対し、山本市長は次のように答弁しました。
「本市のシステムの改修等の準備と合わせまして、県内の各医療機関等の準備も必要であることから、各医療機関等に対しまして、丁寧な説明と余裕を持った準備期間の確保が必要であると考えております。その準備期間を確保するために本年の6月議会で、関係条例の改正議案と関係予算の提案をさせていただき、議決がいただけた場合には、令和3年4月を目途に高校生までの医療費無料化を開始できるよう準備を進めていきたいと考えております」
財政悪化を懸念する指摘も
当初予算案に関連費用が盛り込まれなかったことへの質問があったほか、経常収支比率が高いことなど、財政状況を懸念する指摘もありました。
高校生までの医療費無料化は県内12市では初めてですが、県のホームページによると、上野、南牧、みなかみ、板倉、明和、邑楽、千代田、大泉の8町村(昨年4月1日現在)は実施しています。
前橋市議会の本会議の様子は、市議会のホームページから視聴できます。
青木議員の質問の動画50分すぎが高校生までの医療費無料化の答弁になります。
http://maebashi.gikai-tv.net/dt.html?id=1300