長期断水をしていた滝川に水が戻ってきました。
取水する利根川の坂東大堰(渋川市半田)大規模改修工事のため、昨年度は12月から3月下旬まで利根川からの水が絶たれていました。
工事は数年前から、田植え時期を避け、冬季を中心に行わています。
断水開始の時点で記事にもしていたので、一度上流を見てみたいとの思いが募り、上流の坂東大堰や天狗岩発電所(吉岡町漆原)に行ってきました。
壮観な眺めの坂東大堰
坂東大堰は、前橋東地区からは国体道路を北上すると行きやすい。前橋市田口町の県消防学校を通過して国道17号に合流後、すぐの場所にあります。
橋を渡り、利根川右岸から坂東大堰を見てみました。
壮観な眺めです。
ダムマニアの人は、そのスケールの大きさに惹かれるという話を聞きます。
それより当然小さいですが、坂東大堰もなかなかのスケールですね。
下の写真が第二取水口になります。
ここから取水した水が天狗岩用水、滝川に流れています。
およそ3キロ下流にある、天狗岩発電所(吉岡町)にも行ってみました。
目印は日帰り温泉施設「リバートピア吉岡」。このすぐ南側にあります。
県企業局のホームページによると、天狗岩発電所は昭和57年6月に運用が始まり、7.36メートルの落差を利用して発電しています。
この辺一帯は「吉岡自然エネルギーパーク」と呼ばれている場所で、かつては名物の巨大風車が回っていました。
風力発電を目的に風車は国と県が設置し、2018年9月に撤去されました。
現在は風車の羽根3本を利用した巨大なモニュメントが立っています。
新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、見ている人はほとんどいませんが、天狗岩用水に沿うようにサクラがきれいに咲いていました。
さらに下流に向かいます。
一度見たいと思っていた、天狗岩用水と榛名山麓から流れる八幡川と合流地点に行ってみました。
この合流地点より下流が、滝川になります。
二つの川が交わるのは前橋署の少し北側。ゴルフ練習場「モダンゴルフ80」のすぐ近く。
行ってみると、確かにYの字になって、二つの川が一つになっていました。
東地区を流れている滝川よりも、随分と川幅が広い。
前橋の小学生は郷土学習の時間に天狗岩用水のことを学びます。
本で読んだりしていた天狗岩用水が実際に触れ、勉強になりました。
天狗岩用水、そして、滝川を下るドライブは思った以上に楽しめました。