前橋市小相木町に「浅間牧場」という名前のバス停があります。
辺りは閑静な住宅街。どこにも牧場は見当たりません。
名前の由来に質問
不思議に思っていたという読者の方から名前の由来について、メールで質問をいただきました。
恥ずかしながら、そうしたバス停があることを今回初めて知りました。
早速、現地に行ってみました。
バス停は県道前橋長瀞線沿い、「小相木町北交差点」の少し北側にあります。
錆びて古くなったバス停には、確かに「浅間牧場」の4文字が。
バス停より少し南側に「富士浅間神社(ふじせんげんじんじゃ)」があるので、最初はこの神社と関係があるのかと思いました。
ですが、地元の人に聞かないと実際のところは分かりません。
バス亭の近くで40年間店を構える「そば平」さんに相談したところ、森永乳業アサマ販売店さんに聞けば分かるかもしれないと教えていただきました。
「半世紀前まで牧場があった」
アサマ販売店さんに電話をして話をうかがうと…
半世紀ほど前まで、この辺りで親戚の人とともに牛を飼い、牧場を営んでいたそうです。
現在牧場はありませんが、その時に付けられたバス停の名称がいまも残っているとのこと。
富士浅間神社とは関係なく、もともと先祖が浅間山周辺で牧場を経営し、その後、前橋に移ってきたので「浅間牧場」と命名したそうです。
謎が解けました。読者の方の疑問に答えられてよかったです。
ご協力いただいた森永乳業アサマ販売店様、ありがとうございました。
ご質問があった下新田町のバス停「卸売りセンター」についても、調べて後日記事にしたいと思います。