前橋市は1月15日発行の「広報まえばし」で、昨年12月に世界かんがい施設遺産に登録された「天狗岩用水 」を巻頭で取り上げています。
総社藩主の秋元長朝が水不足に苦しむ領地を救おうと、江戸初期に開削した歴史的経緯を説明。「天狗岩」という名称の由来にも触れています。
400年以上たった今も現役
広報表紙の見出しは「祝!世界かんがい施設遺産登録 流域を潤し続ける天狗岩用水」。当時の工事をイメージしたイラストも描かれています。
天狗岩用水は現在、渋川市の坂東大堰周辺から取水。八幡川合流後は滝川と呼ばれます。今も前橋、高崎、玉村の流域3市町の農業用水として活用されています。
400年以上前につくられた用水が今も人々の暮らしを支え、なくてはならないものになっている。歴史に残る大事業とは、こういうことを言うのでしょう。
広報は既に全戸配布され、手にしている人も多いと思いますが、市のホームページからもダウンロードできますので、リンクを貼っておきました。参考にどうぞ。
https://www.city.maebashi.gunma.jp/gyosei/1/4/1/26941.html