歴史

今より利根川沿いにあった 前橋市小相木町の富士浅間神社

コロナ禍で散歩する機会が増えました。

コースを決めて歩くのもいいですが、目的地をいろいろ変えながら地域の史跡を訪ねています。

今回紹介するのは前橋市小相木町にある富士浅間神社。

「ふじあさまじんじゃ」と読みたくなってしまいますが、「ふじせんげんじんじゃ」。富士吉田市の浅間神社を本宮として全国にあり、県内でも伊勢崎や藤岡、大泉など各地に建っています。

小相木町の富士浅間神社は県道前橋長瀞線沿い、南部大橋西側の交差点を少し北に行った右側にあります。

すぐ東隣は大徳寺。二つの寺社が並んでいる格好です。県道がすぐ近くで車の往来も多いですが、静謐な感じ。

鳥居をくぐり、参道を進むと左手には梅の花がひっそり咲いていました。

迫力のある狛犬、細かな本堂の彫刻を見ながら、両手を合わせてきました。

地元の鳥居のそばに建てられた標石によると、神社は慶長7年、小相木町に建てられたと伝えられています。

もともと現在地の東北東500メートルほど利根川沿いに創建されましたが、利根川の度重なる氾濫で3回の移転移築を余儀なくされ、昭和14年4度目の移転工事で現在地に落ち着きました

昔は今よりも利根川に近いところにあったことになります。

治水能力が低かった昔は、利根川の脅威は今以上に大きかったでしょう。

標柱のおかげで地域の歴史を知ることができました。地域の人たちの取り組みに感謝です。

富士浅間神社 前橋市小相木町

おすすめ記事

1

みなさん、今年のバレンタインデーはどのように過ごしましたでしょうか。 最近は女性が男性に送るだけでなく、女性の友人や家族、そして、自分へのご褒美として 、チョコレートを購入する女性も多いみたい。1粒で ...

2

群馬県、特に前橋は明治時代から昭和時代にかけて多くの文人・作家を輩出しています。萩原朔太郎や山村暮鳥、伊東信吉、萩原恭次郎など、詩人が特に多く見受けられます。ここ、東地区からも全国的に名を馳せた文人が ...

3

新前橋駅東口に2023年1月、屋外でウイスキーを楽しめるカジュアルウイスキーバー「SHINMAE-BASE」がオープンしました。店舗はビルとビルの間の土地に構えたトレーラーハウス。夜空の下で自慢のハイ ...

4

前橋大利根小学校の北側に、昭和の雰囲気を残す大利根ショッピングセンターがあります。かつては様々な店舗が軒を連ねていましたが、時代の流れとともに周辺地域の大型商業施設の進出やライフスタイルの変化を受けて ...

-歴史

© 2024 あずまある Powered by AFFINGER5