新前橋駅の駅前通りを箱田方面に数百メートル進んだところに、三叉路の交差点があります。
東建コーポレーションさんのあるところの交差点です。
こちらの交差点の信号のパターンが、3月頃から変更になりました。
これまでは、新前橋駅方面と箱田方面を結ぶ道路が青のパターンと、小相木方面から来た道が青になるパターンの2種類だけがありました。
文章で書いてもわかりにくいと思いますので、簡単な図にしてみました。
1つ目のパターン
2つ目のパターン
これでもまだわかりにくいかもしれませんが、灰色が道路、赤い矢印が青信号で進める車の流れ、水色の線が青信号で渡れる横断歩道の位置とお考えください。
歩行者が渡れる青信号の横断歩道に、同時に車が進入することもできます。
一般的に交差点の横断歩道というのはそういうものですが、ここの交差点では危険を感じることもありました。
三叉路であるため、普通の十字路と比べて、曲がるときの角度が緩くなっている部分があります。
そのため、車が通過するときに、十分にスピードを落とさずに曲がっていくのを見かけることもありました。
実際、通りかかったときに、車が歩行者と接触しそうになったのを見たこともあり、ヒヤッとしたこともありました。
そういった事故のリスクを低下させるためと思われますが、この交差点が歩車分離式信号に変更されました。
歩車分離式信号は、車だけが通れる時間と、歩行者だけが通れる時間を完全に分けるものも多いのではないかと思いますが、この交差点では、車と歩行者が同時に通行できるようにしたまま、歩車分離を実現しています。
これもよくわからないと思いますので、また図にしてみます。
歩車分離1つ目のパターン
歩車分離2つ目のパターン
歩車分離3つ目のパターン
今回、矢印信号が導入され、車が進める方向を限定することで歩車分離が実現されています。
3つのパターンどれかで、各方向に車が進むことができて、また、各横断歩道も渡れます。
こうすることにより、車を完全に止めなくても、そのときに青になっている横断歩道には車は進入できないようになります。
最初に見たときには何が変わったのかわかりませんでしたが、よく観察してみたら、このようにして歩車分離を実現していました。
しかも、変更前にあった、直進車と右折車が向かい合って進むパターンもなくなっています。
これで、歩行者も車も、とても安全になったのではないかと思います。
歩車分離式信号(2つ目のパターンを箱田側から見た場合)
交通安全は注意することも大事ですが、このように事故が起こりにくい仕組みを導入するのもとてもいいことなのではないかと思います。(K)