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南部大橋が耐震工事 前橋市、災害時の緊急輸送道路を補強

前橋市南町二丁目と小相木町をつなぐ南部大橋の耐震補強工事が行われています。南部大橋を通る市道は災害時の緊急輸送道路に指定されているため、優先度の高い工事となっています。

南部大橋付近に設けられた工事用道路

工事用道路を整備

南部大橋を管理する前橋市は耐震検査の結果、補強工事が必要と判断しました。具体的には、利根川左岸に位置する橋脚の補強や、橋の上部構造と下部構造の間に設置される「支承(ししょう)」の取り替えが行われます。立て看板によると、佐田建設の施工で、工期は3月25日となっており、現在、左岸の橋周辺河川敷には工事用道路が設けられています。

南部大橋耐震補強工事を知らせる立て看板

市は2023年9月の議会で次のように説明しています。

「群馬県橋梁補修補強マニュアルでは、緊急輸送道路に位置する橋梁については耐震対策を講じることを基本方針としております。南部大橋につきましては、緊急輸送道路上に架かる橋に位置づけられていることから、耐震性能の調査業務を行った結果、主に橋脚の耐震対策が必要となったことから、橋梁長寿命化修繕計画に基づき事業を実施するものでございます。主な耐震対策の内容としましては、コンクリート巻き立てによる橋脚補強工、ゴム製免震支承へ交換を行う支承取替工となっております。今後の予定ですが、補助金の交付状況にもよりますが、来年度に橋脚補強工事、その後、支承取替工事の実施を目指して取り組んでまいりたいと考えております。」

群馬も巨大地震に備えを

昨年元日には能登半島地震がありました。政府の地震調査委員会は今月、30年以内の南海トラフ地震発生確率を「80%程度」に引き上げました。いつ巨大地震が起きてもおかしくない状況の中で、群馬も災害への備えが求められています。

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