忍者ファン必見です。
東吾妻町原町に、手裏剣など忍者の資料だけを集めた「岩櫃真田忍者ミュージアム」が1月30日にプレオープンしました。
空き倉庫を展示スペースとして有効活用した施設の愛称は「にんぱく」。
2月末まで入場無料とし、グランドオープンする春以降はプロジェクションマッピングなども展開していきます。
いつもは前橋東地区の情報を中心に発信していますが、今回は番外編ということで「にんぱく」を紹介します。
国内最大級、忍者をリアルに感じる300点
JR群馬原町駅のすぐ南にたたずむ大谷石の空き倉庫。
古くなった石の風合いが年月の経過を感じさせます。
この倉庫に、手裏剣や十手、鎖鎌、万力鎖、映画のポスターなど忍者に関係した約300点の資料を紹介しています。
いずれもコレクターである故・山岸賢司さん(前橋市)の収集品。それらを寄贈された中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」から借り、合同会社「岩櫃城 忍びの乱」(斉藤貴史代表)が主催しました。
忍者を生かした地域活性化
東吾妻町には戦国武将の真田氏が拠点とした岩櫃城跡があります。
その真田氏につかえた「真田忍者」に着目して地域を盛り上げようと、斉藤さんらが中心となり、2014年から忍者体験やコスプレができるイベント「岩櫃城忍びの乱」を開催してきました。
岩櫃城をモチーフにしたグッズも販売しています。
外国人に向け、真田忍者をPRするため、町は動画を制作し、ユーチューブで公開しています。
グランドオープン後は体験アトラクションも
にんぱくでは今後、高崎市の企業に制作を依頼したプロジェクションマッピングを流したり、テレビ番組「サスケ」のような体験型アトラクションを用意したりする考え。
斉藤さんは「手応えを感じている。感動したと言って、満足していく人もいる。軌道に乗せて、障がい者の働く場にもしていきたい」と話しています。
忍者というと、時代劇やアニメに出てくるようなファンタジー的な感じもしますが、道具を実際に見ると忍者をリアルに感じられます。
プレオープンの段階ですが、来場者は多く、新たな観光スポットになりそうです。
岩櫃真田忍者ミュージアム