東地区の玄関口、JR新前橋駅が今年7月1日、開業105周年を迎えます。同じ大正10(1921)年には利根川に大渡橋も架けられ、こちらも11月で105年。1世紀以上にわたり駅と橋がそろって地域の交通を支えてきました。

新前橋駅が開業したのは大正10年7月1日。高崎方面から渋川へ延びる上越南線(現・上越線)が開通し、両毛線との分岐駅として設けられました。

5年前の2021年、開業100周年は盛大に祝われました。7月には新前橋商工会主催の「新前橋ロータリー祭」が駅東口でにぎわい、同時開催されたJR東日本高崎支社の「メモリアルフェス」では鉄道部品の販売に多くのファンが長蛇の列をつくりました。駅構内には、ちょうど100年前、大正10年7月1日付の上毛新聞の拡大コピーも飾られました。
一方、前橋市総社町と岩神町をつなぐ利根川の大渡橋が開通したのも、同じ大正10年の11月13日です。それまでの船橋や吊り橋に代わる丈夫な橋として現在地に架けられました。
群馬県の近現代史に詳しい宮崎俊弥さんは著書「近代まえばし史話」で、同年7月に開業した上越線・群馬総社駅との連絡を強める狙いがあったと指摘しています。駅と橋が同じ年に生まれたのは、つながりがありました。
あれから105年。新前橋駅東口では複合施設の再開発計画が動き出すなど、街は今も姿を変え続けています。大正の人々が築いた交通の要は、これからも次の世代へと受け継がれていきます。

