新前橋駅周辺の店や企業でつくる新前橋商工会。現在、約40の事業者で構成しています。会長就任6年目を迎えた福田俊昭さんは「イベントを開いて新前橋全体を盛り上げたい」と、地域のビジョンを描いています。
飲食店を集めた夏祭りを構想
福田会長は東口で映像の撮影・編集などを手掛ける「おんがくやSR企画」(前橋市新前橋町)を経営しています。
商工会には飲食店や商店のほか、ヤマトやカネコ種苗、上毛新聞など駅周辺に本社を置く企業や、支店を構える金融機関も加盟。日常的な役割として街路灯の保守管理を行っています。
最近では街路樹にムクドリが大量発生し、激しい騒音やふんの問題が出たため、市に連絡し、街路樹を剪定してもらうなど、対応に当たりました。
毎年8月に地元自治会と共に夏祭りを開催。福田さんは来年以降について、「これだけ駅前に良い飲食店があるのだから、祭りにも出店してもらえれば」と構想を練っています。
これまでなかった若い人の駅前出店
最近の駅前について、「若い人が店を出す、これまでにない動きがでてきている」と実感。東口で、群馬の地酒を中心に販売する老舗の「高橋与商店」で購入した酒を、近くの炭火肉ホルモン酒場「シンバル」に700円を払えば、持ち込める取り組みを引き合いに出し、「互いにウインウインになれる連携をもっと増やしていきたい」と力を込めました。
さらに、「会員の若い人と連携しながら、イベントを開いて新前橋全体を盛り上げていきたい」と意気込んでいます。