前橋市中学校新人大会軟式野球大会は9月29日、市内の大胡総合運動公園で決勝戦を行い、東中が6対0で大胡中に勝利し、10年ぶりの優勝を飾りました。
東中は10月13日から行われる県大会に出場し、県内各地の代表32校の頂点を狙います。
今大会に入り、右肩上がりで調子を上げてきた東中は、決勝でも投打がかみ合います。先攻の初回、先頭打者の中曽根君が内野安打で出塁すると、盗塁と2番南君の送りバントで1死3塁とします。3番田原君のライトゴロの間に、中曽根君が生還し、最先良く先制点を上げました。
3回表には、1番中曽根君が死球で出塁。盗塁の後、2番南君の3塁線への送りバントが内野安打となり、無死1塁3塁とします。南君が盗塁を決め、無死2塁3塁のチャンスに、3番田原君がレフトオーバー2ベースヒットを放ち、2人が生還し3対0に。4番城田君の送りバントで1死3塁とした後、5番荒井のセンターオーバータイムリーで城田君が還り、4対0とリードを広げました。
4回表には、先頭打者の7番荻原君が死球で出塁、8番大本君、9番赤石君の送りバントで2死3塁とします。1番中曽根君のピッチャーゴロがエラーを誘い、荻原君が生還して5対0。この回さらに1点を追加し、6対0と突き放しました。
投げては、制球力のいい中曽根君がストレートと変化球を巧みに投げ分け、7回を散発3安打10奪三振で完封勝利を飾り、東中を10年ぶりの新人戦優勝に導きました。
チームは群馬県選抜(群馬ダイヤモンドペガサスJr)でも指揮を執る矢嶌進監督の指導のもと、尾瀬合宿や新潟、金沢などへの遠征を通し、豊富な実戦経験を積んできました。
今大会初戦となった2回線の三中戦は7-0で5回コールド勝ち、3回戦の七中戦は3-2で競り勝ちました。準決勝はみずき中に10-1でコールド勝ちしました。
決勝戦には保護者のほか、野球部OBも駆けつけました。最後の打者をショートゴロでアウトにすると、歓喜に沸きました。