JR新前橋駅といえば、飲食店が集まる東口が真っ先に思い浮かびますが、2017年秋、西口に1軒の焼きそば店がオープンしました。
売りは7種類もある焼きそば。ソースの産地やブレンドを変えながら、多彩な味を提供しています。
「ありそうでいて、ほかでは食べられない」。そんな個性のある味が楽しめます。
移動販売からスタート、念願の店舗
西口に降り立つと、「生ビール冷えてます」ののぼり旗とともに、「前橋やきそば横丁 みやび」(前橋市古市町)の赤い看板が目に飛び込んできます。
イベント会場などで焼きそばを調理・販売してきた店主の久保田雅人さんが、念願の店を構えました。
メニューはソース焼きそばが中心です。
「前橋やきそば」(400円)は、地元企業が製造したソースや麺を使用した、地産地消の味。
関西から取り寄せたソースをたっぷりと絡めた一番人気の「どろ!焼きそば」(600円)は、ピリ辛のパンチのある味わいです。
隠し味に使われているオニオンフライが深みを与えています。
そのほか、「前橋Gちゃん焼きそば」(500円)は、黒いソースと中濃ソース、日本酒などをブレンドして作った手の込んだひと皿。
ガーリックが効いた「塩焼きそば」(500円)、とんこつラーメンを彷彿させる「とんこつ焼きそば」(500円)といった変わり種もあります。
リーズナブルな日本酒も楽しめる
駅前という立地から、お酒も提供しています。
こだわっているのが地酒。
「聖徳」「群馬泉」「谷川岳」「赤城山」といった群馬の酒をそろえ、1杯300円とリーズナブルな価格に設定しています。
地産地消の思いは、ビール選びにも現れています。群馬県千代田町で製造されていることから、サントリー「プレミアム モルツ」を扱っています。
「近所の人が気軽に立ち寄れる店にしたい。新前橋の活性化にも取り組んでいきたいです」。
久保田さんはおいしそうにお酒を楽しむ常連客を前に、こう話していました。
前橋やきそば横丁 みやび 前橋市古市町479-3 電話027-226-1593
営業時間 11時~14時 17時~ 木曜定休