今年70回目の節目となる前橋まつりが6、7の両日、前橋市の中心市街地で行われました。
小学生による恒例の鼓笛吹奏楽パレードが祭りに華を添え、東地区の大利根小、新田小、東小児童が街中に演奏を響かせました。
東地区の3小学校は最後に登場
2日間に分けて市内の小学校が参加したパレード。
東地区の3小学校は最終日の最後、パレードを締めくくる形で登場しました。
前橋プラザ元気21から立川町通り、中央通りを経て、東和銀行本店前に戻ってくるコース。各校それぞれ異なる衣装に身を包み、大勢の声援を受けながら、大利根、新田、東の順に行進しました。
わが子の晴れの姿をカメラに収めようと、お父さん、お母さんは走って先回りしていました。
前橋市自治会連合会副会長を務める、福島昇・東地区自治会連合会長は、まつり本部前の特設台からパレードを見守りました。
福島さんは「みんな練習の成果を発揮し、自信を持って颯爽と演奏している姿に感動しました」と喜んでいました。
長期練習、伝統のパレード
長い伝統を誇る小学生の鼓笛吹奏楽は、前橋の音楽教育の特色の一つ。
トランペットやアルトホルンといった金管を含めて楽器を各校に配置。高学年の児童が長期間、練習をしてパレードに臨みます。
前橋市の前教育長で、現在は市児童文化センター館長を務める佐藤博之さんは「子どもたちの素敵な音楽文化をつくろうとスタートしました。全員で楽器を演奏するという経験はなかなかできませんし、集団で力を合わせることは良い思い出にもなります。パレードをすると学校によって個性があり、自分たちの学校に対する誇り、愛校心を育てることにもつながります」と話していました。