火事や台風・地震といった自然災害から地域を守る消防団。高齢化などにより団員不足は全国的な傾向ですが、前橋市消防団も定員に達していません。東地区を担当する市消防団第4分団も定員40人に対して現状35人となっており、団員を募集しています。
第4分団は1部と2部があり、主に東地区の火事や災害に対応。被害が大きなときには他地域に応援に駆けつけます。市消防局によると、ともに定員20人で、1部が19人、2部が16人となっています。市全体では定員1320人に対して1115人。
団員になれる対象は18歳以上の健康な人で、前橋市在住・在勤が条件。性別は問わず、学生でも加われます。入団に際しては面談による審査があります。
団員になると、火事や災害への出動のほか、防火指導や広報活動にも従事。定期的な活動として、訓練や車両・装備の点検も行います。第4分団の多くは自営業者よりサラリーマンが多く、仕事に支障がない範囲で活動しており、地域の安全を守るやりがいのほか、地域で仲間づくりができることも魅力としています。
市消防団ホームページによると、団員は消防団活動を行うときだけ地方公務員法に定める「特別職の地方公務員」となり、万一、消防団活動中に、ケガをしたり、病気になってしまったときには補償制度が用意されています。
入団時期は原則4月1日ですが、随時募集。問い合わせは市消防局総務課企画係(☎027-220-4504)へ。