オリーブと言えば、何を連想するでしょうか。
オイルや実の漬物を思い浮かべる人が多いのでは。
新たな楽しみ方を提案しようと、オリーブ専門店「パワジオ倶楽部・前橋」(前橋市江田町)は10月25日(日)から11月2日(月)まで、同店で「オリーブBONSAI盆栽展」を開いています。
スタッフの萩原裕さんが手塩にかけた約50点を紹介。
樹高30~40センチの小ぶりに育てられた、スタイリッシュな盆栽を楽しんでみてはいかがでしょうか。
全国にファン「萩さん」の盆栽、25年モノも
パワジオ倶楽部は、オリーブの木やポルトガル産などのオリーブオイルを販売しています。
店を運営するのは、ガソリンスタンドやガス事業を手がける株式会社サンワ。
萩原さんは長年、同社でエネルギー関連の仕事に従事してきました。
定年退職後、パワジオ倶楽部・前橋でオリーブの栽培に従事しています。
オリーブに注ぐ情熱と丁寧な教え方は多くのファンを持ち、その教えを請おうと全国から愛好者が学びにくるほど。
国内オリーブの第一人者、岡井路子さんの対談集では対談者にも選ばれました。
萩原さんは店で働く傍ら、趣味としてオリーブの盆栽に取り組んできました。
今回、立派な枝張りの〝25年モノ〟のほか、スタイリッシュな鉢に植えられた〝3年モノ〟など多彩な盆栽を公開しています。
育て方は、あまり肥料や水を与えず、大きく育てないのがこつ。
特にポイントとなるのが土壌で、水はけの良いアルカリ性の土が欠かせません。
オリーブは暑さに強く、日光を好むため、部屋の中で育てる際は日当たりのいい場所に置くといいます。
展示品は4000円から購入できます。
「難しいそうだな」と思う人がいるかもしれませんが、育て方をアドバイスしてくれるので安心。
萩原さんが長年研究し、オリーブに特化したアルカリ性の土(10リットル税抜き800円)も販売しています。
黒松など日本の伝統的な盆栽とは趣が異なり、和風の部屋の中に置いていても合いそう。
海外では盆栽の人気は高く、スペインなどではオリーブの盆栽を楽しむ人が多いといいます。
和洋折衷の魅力を感じさせるオリーブの盆栽を楽しんでみてはいかがでしょうか。
パワジオ倶楽部・前橋 〒371-0836 群馬県前橋市江田町277 ☎027-254-3388