前橋市大友町と大手町に架かる中央大橋が開設50周年を迎えました。当時の広報紙(1973年4月1日号、5月1日号)を見ると、市を南北に流れる利根川の西側地域、いわゆる「利根西」と中心市街地をつなぐ橋として、大きな期待が込められていたたことが伝わってきます。
中央大橋は1969年度に着工し、1973年4月17日に利用が始まりました。群馬大橋と大渡橋の間に架かり、全長約590㍍で当時としては市内で一番長い橋でした。広報紙(同年5月1日号)にはにぎわう開通セレモニーの写真が載っています。その後、1996年には中央大橋からグリーンドームに直接歩いていける歩行者用橋がつながりました。
今では当たり前のように利根川の東西を往来する際に多くの市民が利用していますが、中央大橋がなかった時代のことを考えると、利根西から中心街に行くのは今より不便だったろうし、群馬大橋や大渡橋は渋滞が多かったのではないかと推測します。中央大橋を通る際は、半世紀の歩みに思いを馳せながら歩いたり、車を運転したりしてみはどうでしょうか。