コロナ禍の外出自粛で散歩をする機会が増えています。
いつものコースを歩くのも楽しいですが、新しいコースを歩いてみたい。そう思っていたところ、旧前橋市東公民館跡にある「東地区史跡めぐり案内板」に気づきました。
江田鏡神社や大徳寺総門など、身近な史跡17か所を紹介しています。
旧公民館跡地は東小学校の西側。案内板は敷地北側の駐車場にあります。
平成23年度に東中学校美術部が制作し、市教育委員会が設置しました。
紹介する史跡は次の通りです。
- 江田鏡神社の獅子舞
- 永井一義の墓
- 和尚塚の多宝塔
- 大徳寺総門
- 真政(実正)の渡し
- 箱田学校跡
- 群馬郡東村役場跡 東小・東中発祥の地
- 平和塔
- 彰忠碑
- 雷電神社太々神楽
- 梵鐘、覚伝和尚の墓、宝篋印塔(ほうきょいんとう)、殿田学校跡、佐藤垢石の墓、原端岳の墓
- 八木麦雪の墓
- 稲荷新田の薬師
- 笑岩院の釈迦三尊座像石仏
- 辻玄周の墓
- 猿田彦大神の石塔群
- 大光院塚
案内板には、それぞれの史跡を描いた中学生の絵が落とし込まれ、手作り感いっぱい。しかも、内容はかなりマニアックで、深い。
地元「あずまかるた」などを頼りに地域を歩いてきましたが、永井一義の墓、和尚塚の多宝塔、辻玄周の墓など、行ったことのない施設がありました。
健康維持と地域の勉強を兼ね、今度歩いていってみようと思います。
15~30分の旅行提案
案内板を見ていたら、先日、テレビ東京「ガイアの夜明け」に出演した星野リゾート代表・星野佳路さんの言葉を思い出しました。
コロナ感染拡大防止や地元雇用の確保につながるとして、自転車や車を使って15~30分で行ける身近な旅行「マイクロツーリズム」に提案していました。
コロナ禍により観光業だけでなく、地元の需要を喚起して取り込む重要性は増しています。
地元の人が地域を見直し、魅力を再発見する力が問われているように思いました。
その意味で、散歩はコロナ後の地域をつくる一歩につながるかもしれません。