前年度まで月2回の発行だった「広報まえばし」が4月から月1回になりました。
リニュアール後の広報紙が4月1日発行され、市のホームページからダウンロードできます。
月1回にした理由として、市は配布する人の負担軽減や経費節減などを挙げています。
シンプルに分かりやすさ重視
前橋の「M」のロゴが目立った表紙は刷新後、大きく「広報まえばし」と表記。これまではデザイン性重視の印象でしたが、よりシンプルに、全世代に分かりやすく伝えることに重きを置いているようです。
また、巻頭の方に目次を付けて記事が探しやすくなっています。これは分かりやすいと思いました。
後半のお知らせ情報には、「子育て世代」「シニア世代」とカテゴリーを設け、それぞれの世代ごとに記事をまとめています。
ページ数は月2から月1になったことで増加しました。3月15日号は表紙と裏表紙含めて16ページだったのが、4月号は28ページになっています。
高齢者らにタイムリーな情報発信課題
個人的にも経験していますが、確かに月2回広報を配るのは割と大変でした。
財政的な負担も月1回にすれば削減できます。
ただ、月1回にすることで、タイムリーさは後退します。
SNSなどデジタル発信を強化するとしていますが、紙媒体を情報収集の中心とする高齢者らに対し、新型コロナや災害対応などのように迅速に情報伝達する必要がある時、どう素早く情報を伝えるのか課題といえそうです。
また、市のホームページでは昭和25年4月の広報紙創刊号から、バックナンバーを全て閲覧できます。創刊号では前橋競輪が開始されることが紹介されており、地域の歴史を知るいい資料になっています。