箏初心者を対象にした「はじめてのおこと教室」が1日、前橋市の東公民館で開かれました。7月28日に始まった全5回の講座で、小学校2年生から60代までの22人が受講。最終回のこの日は、練習を重ねてきた曲を発表して締めくくりました。
箏曲演奏家の下野戸さんが講師
箏の魅力を知ってもらおうと、市文化協会が主催し、箏曲演奏家の下野戸亜弓さん(同市古市町)が講師を務めました。受講したのは女性が中心でしたが、男性の姿も。親子そろっての参加もありました。
子どもも大人も初めて箏に触れる人ばかり。弦を弾くための爪を付け、漢数字で書かれた独特な楽譜に戸惑いながらも、徐々に演奏に慣れていきました。
最終回は「夕やけ小やけ」「チューリップ」「うみ」といった曲を練習した後、小学生、親子、大人に分かれて成果を披露しました。他の受講生が見守る中、発表会さながらに一礼をしてから演奏。集中力が増しているせいか練習の時以上に力強い音を鳴らし、拍手が送られました。
ひとりひとりに修了書
全日程を終え、下野戸さんから、ひとりひとりに修了書が手渡されました。下野戸さんは「今後も箏のふれあい教室などがあるので、興味を持った人は参加してみてください」と呼びかけていました。
参加者のうち希望する人は今月9日に昌賢学園(前橋市民文化会館)で開かれる「前橋こども芸能座」に出演します。みなさん、頑張ってくださいね。