前橋市民の一人として、日頃から市のSNSから情報収集しています。
他の地域はどうなってるのかと思い、群馬県内35市町村のツイッターとフェイスブックについて、フォロワー数を調べてみました。
2020年2月6日午前の数字になります。なお、前橋市の「ころとん」や玉村町の「たまたん」など「ゆるキャラ」や各観光協会のSNSもありますが、今回は対象にしませんでした。
下の表がSNSフォロワー数の一覧になります。
市町村 | ツイッター | フェイスブック |
前橋 | 8380(まちの安全ツイッター) | 6660 |
高崎 | 7478、防災情報1万 | 3079 |
桐生 | ー | 4940 |
伊勢崎 | 4658 | 1562 |
太田 | 6635(広報課) | ー |
沼田 | 4613 | 1803 |
館林 | 1606 | ー |
渋川 | 2895 | 541 |
藤岡 | 1578 | ー |
富岡 | 665(防災情報) | 117(スポーツ課) |
安中 | 960 | ー |
みどり | ー | ー |
榛東 | ー | ー |
吉岡 | ー | ー |
上野 | 681 | 139 |
神流 | ー | 1896(町観光案内所) |
下仁田 | ー | 587(町商工振興課) |
南牧 | ー | ー |
甘楽 | ー | 347 |
中之条 | ー | ー |
東吾妻 | ー | ー |
長野原 | ー | 970 |
嬬恋 | 4141 | 1427 |
草津 | ー | ー |
高山 | ー | ー |
片品 | ー | ー |
川場 | ー | ー |
昭和 | ー | 725 |
みなかみ | 4005 | ー |
玉村 | ー | ー |
板倉 | ー | ー |
明和 | ー | ー |
千代田 | 143 | 109 |
大泉 | 1615 | 641 |
邑楽 | 530 | ー |
ツイッター高崎1万、嬬恋・みなかみ健闘 前橋はFB充実
全体からみると、ツイッター、フェイスブックはそれぞれ16市町村で活用。両方取り組んでいるのは10市町村でした。ツイッターのフォロワー数が最も多いのは高崎市防災情報で唯一1万に到達。前橋市の「まちの安全ツイッター」が8380で続きました。
概ね人口規模の大きな市でフォロワー数が多い傾向にあるなかで、嬬恋村が4141、みなかみ町が4005と健闘。ともに観光情報や雄大な自然の風景を載せており、町外のフォロワーも多そうですです。
フェイスブックのフォロワーは、前橋市が6660で最多。見ていても更新頻度は高いです。次いで桐生(4940)、高崎(3079)の順になりますが、人口規模を考えると、桐生が頑張っている印象。神流町は観光情報を発信する「町観光案内所」に1896のフォロワーがおり、町村部でトップ。嬬恋村は1427で、ツイッターとフェイスブック両方に力を入れているようです。
総じてみると、大きな市や観光地を抱える町村の活用が目立ちます。情報更新するにも手間がかかるため、職員数の多い自治体の方がやりやすい面があるのでしょうが、みなかみ町や嬬恋村をはじめ、小規模な町村でも力を入れています。SNSは費用がかからず、海外を含め広く情報発信できるため、小規模自治体ほど力を入れた方がいいともいえます。
また、災害時に情報伝達する場合にも日頃からフォロワーを獲得しておけば、万一の時にも、情報が波及しやすくなります。
SNS専従職員必要?
ツイッターは画像・動画にも対応しますが、短文テキストが中心で、拡散されやすい。一方、フェイスブックは画像・動画に加えて長めの文章も載せられるほか、顔が見えてコミュニティーづくりにもつなげやすい。それぞれの特徴を捉えながら、上手に使いこなせたらいいですね。
今後はSNS専従職員を配置する県内市町村も出てくるかもしれません。今回はツイッターとフェイスブックだけだったので、次はインスタグラムについても調べてみようと思います。