強い風が吹いていた5月13日、前橋東地区の児童の帽子が飛ばされ滝川に落ちたところ、通りがかった男性が帽子を拾い上げ、児童に返してあげました。
親切な行動に地域の人からは「お礼言いたい」という声が上がっています。
そのまま立ち去る、一体だれ
児童が帽子を飛ばされたのは5月13日夕方。前橋東小学校の西側で自宅に帰るところでした。
男性はたまたま自転車に乗って一人で通りがかり、落ちた帽子を見て滝川に常設されているはしご状の手すりをつたい、川の中に入って帽子を拾いました。
目撃者によると、男性は20歳前後でスポーツマン体型。体はかなり川に浸っていたといいます。
「なかなかできない行動」
現場の流れは緩やかですが、水深があります。
川に入ることは危険が伴い、子どもたちは絶対にまねしてはいけません。
ですが、地域の人たちは「なかなかできない行動。あらためてお礼をいいたい」と話題にしています。
男性の行動に対し、「危険であり、何もそこまでやることはない」という意見もあるかもしれません。
実際、記事にすることも悩みましたが、困っている子どもの姿を見て、とっさに行動できる気持ちは尊い。
こうした親切な行動を取った若者がいることを、地域の人に知ってほしくて、また、感謝の気持ちを表したくて記事にしました。ありがとうございました。