自転車ブームで多くのサイクリストが行き来する利根川サイクリングロード。埼玉県行田市から渋川市までの全長約67キロに及ぶ自転車・歩行者専用道路です。前橋東地区も通っており、地元の「あずまかるた」にも詠まれています。写真を撮りながら、大利根緑地から南部大橋までの約2.7キロの区間を、ゆっくりのんびりサイクリングしてみました。
大利根緑地の自動販売機で、飲料水を購入してからスタート。公園のグラウンドでグラウンドゴルフを楽しむお年寄りを横に見ながら、ペダルを踏み出しました。
下新田の県営住宅を左手に見ながら走り、備前橋を渡ると、備前橋休憩施設がありました。東屋にはベンチが設置され、その脇にはオフィス用の椅子も混じっているのが面白いですね。多くの人が休めるように、地元の人が置いたのではないでしょうか。
利根川側には木が茂っていて河川が見えないところと、視界が開けるところが交互に繰り返されます。林がなくなったところでは、辺り一面、緑の植物が繁茂している場所がありました。ちょっと壮観な眺めです。
少し進むと、今度は新田小前休憩施設がありました。きれいなトイレと自転車置き場、東屋や広場があります。トイレ休憩した後、再び自転車に乗りました。この辺りは休憩施設が短い間隔にあり、サイクリングや散歩を楽しむ人にはありがたいですね。
次に見えてきたのは、うっそうと茂った竹林です。結構な本数があります。
この先には、太々神楽で知られる雷電神社がありました。自転車を降り、境内に行ってみると、夏を惜しむようにセミが鳴いていました。神様に手を合わせてから再び自転車へ。
雷電神社の記事はこちら。
サイクリングロードは前橋育英高の近くも通ります。この夏も甲子園に出場した硬式野球部が来年に向け練習していました。この辺りは初夏に紫陽花が咲くなど、整備されており、今の時季もオレンジやピンクのきれいな花が咲いていました。これまでは緑色ばかり目に入っていたので鮮やかな花があると、変化があって新鮮です。
少し進むと下り坂になりました。ここを抜けると、目的地の南部大橋下の小相木休憩施設に到着。東屋のベンチに腰を下ろして休みました。
普通に自転車をこげば、十数分で着くのでしょうが、 かかった時間は寄り道や撮影をしながら約40分。のんびりサイクリングになりました。蒸し暑くても多くの木陰があり、涼しくて気持ちいい。帰りに食べたかき氷がおいしく染み渡りました。
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