日本人の超定番おやつといっていいプリンが進化を遂げています。
スーパーで買ったプリンも、お母さんが作ってくれたプリンも美味しいですが、スイーツ職人が趣向を凝らした個性的な商品が続々と登場。プリン日本一を決める「P-1グランプリ」という祭典も開かれています。
今回は群馬の食材にこだわり、2019年にP-1準グランプリを受賞した「セレンディップ」(高崎市島野町)の「群馬ファーマーズプリン」を紹介します。
想像を上回るなめらかさと濃厚な味わいでリピーターを獲得しています。
神津牧場のジャージー牛乳とアクザワファームの卵
お店は前橋市との境界付近にあり、フットサル場「キックス高崎」の近く。新前橋からも行きやすい場所にあります。
「群馬ファーマーズプリン」は名前の通り地元食材が主役。
群馬県民なら名前を聞いただけで美味しいと思う「神津牧場」のジャージー牛乳を使用。
味の決め手となる卵は「アクザワファーム」(榛東村)の「地鶏のたまご黄斑ピュア」を使っています。
滑らかさを出すために、卵は贅沢にほぼ黄身のみを使用。これを低温でじっくり加熱するこで、滑らかな食感を生み出しています。
テレ朝「ザワつく!金曜日」で紹介
多くのメディアで取り上げられており、日本テレビ「秘密のケンミンshow」のほか、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、テレビ朝日の人気バラエティー「ザワつく!金曜日」でも紹介されました。
受賞歴はP-1グランプリのほか、「JR東日本おみやげグランプリ2020」で北関東エリア金賞に輝き、「日本ギフト大賞2021」では都道府県賞(群馬賞)にも選ばれました。
店内にはP-1グランプリの表彰状が入り口付近に置いてあります。
味はリッチバニラを基本に、仏・ヴァローナ社製チョコレートを用いた「リッチ・ショコラプリン」や、高崎の老舗コーヒー店「大和屋」とコラボした「大和屋コーヒープリン」など多彩な種類を用意。自社農園で栽培したミントをふんだんに使った「チョコミント」も季節限定販売しています。
個人的には、安政4年創業という「水村園」(高崎市)の茶を用いた「ほうじ茶プリン」がおすすめ。一度食べてみてくだい。
贈り物にぴったり、安心感
群馬ファーマーズプリンの値段は店内500円、テイクアウト550円。
ちょっと高いなあと思う人もいるはず。ただ、食べると、なめらかな食感と豊かな味わいはもう一度食べたくなる。
贈り物として使えば、もらった人は喜んでくれるという安心感があるので、個人的にはギフトでも使っています。
島野町の本店のほか、高崎駅構内のイーサイト高崎店でも購入可能。
ECサイト「47CLUB」や「楽天」にも出店しているので遠くの人は利用してみてはどうでしょうか。
群馬の食材の美味しさを届けたい
オーナーシェフの北村竜佑さんは、もともと都内で金融機関に勤めていましたが辞めて、料理の道を志しました。
群馬ファーマーズプリンを作ったのは、「群馬の食材の美味しさを多くの人に知ってほしいから」。
プリンのほか、注文を受けてから焼き上げるアップルパイが有名。川場村産米「雪ほたか」を使用したフィナンシェにも力を入れています。
県内生産者の食材をスイーツにして、地元の活性化にも寄与したい、という思いがあります。
群馬を元気にするスイーツづくりにこれからも期待しています。
セレンディップ 群馬県高崎市島野町1093−1 ☎0273865526
営業時間11:00~15:00 木曜定休