今朝、上毛新聞を開いたら、どかんと一面広告。前橋駅北口に建設される地上27階建ての高層マンション「ブリリアタワー前橋」(203戸)が紹介されていました。
キャッチコピーは『「前橋」駅前を変える、感動の暮らしへ。」
かっこいいですね。建物自体の完成は2024年3月になるそうです。
「ブリリア」は東京建物が展開する高級マンションシリーズで、高崎駅東口には28階建て、地上99メートルの「ブリリアタワー高崎アルファレジデンシア」があります。
いろいろなマンションが群馬県内にはありますが、「ブリリア」はワンランク上のハイグレードシリーズ。
高崎に建設が決まった時、「ついに高崎にブリリアができるのか」と、驚きを持って受け止めた不動産関係者の声を聞いたことがありました。
都内へ新幹線通勤がしやすい高崎だけでなく、前橋にできるのは市民としてはうれしいですね。
ブリリアタワー高崎が徒歩4分に対し、前橋は2分(140メートル)。かなりの「駅近」物件で、利便性は高そうです。
コロナ禍、移住政策に力を
ブリリアタワー前橋ですが、いったいどの地域に住んでいる人が購入するのでしょうか。
もちろん県内に住んでいる人も買うのでしょうが、首都圏から地方移住の受け皿になってほしいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大により、都内の「移住熱」は高まっており、23区の人口が減っているという報道もありました。
こうしたなか、認定NPO法人「ふるさと回帰センター」(東京)による2020年版移住希望地ランキングで、前年15位だった群馬は過去最高の10位に上昇。移住先としての注目は高まっています。
コロナ後もテレワークに取り組むという企業が出ているなか、在宅勤務が基本になる人、あるいは週に何度か都内に出勤すればいいという人が増えれば、前橋に暮らしながら、乗り換えはありますが、都内に新幹線通勤する人も増えそうです。
ブリリアタワー前橋は『「公・商・住」複合開発』をうたい、市の子育て支援施設の開設を予定しています。
行政には、首都圏の人たちの移住熱が高まっている今を逃さず、前橋の子育てしやすい環境や自然環境などをアピールし、移住促進政策に力を入れてほしいと期待します。