コロナ禍になり、以前よりも公園に行く機会が増えたという人は多いのではないでしょうか。
3密を避けて屋外スペースを求める家族連れで県内の公園はどこもにぎわっています。
子どもたちが遊ぶ「昔あった光景」
前橋市東地区には2018年4月、「東ふれあい公園」(前橋市箱田町、小相木町)が新設されました。
東公民館と接しており、連日多くの親子連れが足を運んでいます。
開設から3年が経過し、公園の設置は利用者の多さからいっても、市の施策として大成功といっていいでしょう。
開園まもない頃に書いた記事はこちら。
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参考東ふれあい公園 前倒しで全面開放 愛護会が月1清掃へ
2018年4月に開所しながらも芝生養生のため立ち入りが一部制限されてきた、東ふれあい公園(前橋市箱田、小相木町)が今月、全面利用できるようになりました。 当初、広場の利用は8月からとしてきましたが、前 ...
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休日だけでなく、平日の放課後も子どもたちが元気よく遊ぶ「昭和の光景」が広がっています。
理由の一つに考えられるのは、開放的なつくりのため、死角がなく、安心して遊べるということ。
子育て世代のほか、散歩をする高齢者、スポーツをする若者など、さまざまな人の目があることで、防犯的にも安全を感じられる空間になっています。
また、隣接する東公民館には市民サービスセンターや市立図書館東分館があり、行政が近くにある安心感があります。
キッチンカーが来てもいいのでは
規模の大きな公園には、よくキッチンカーが出店していますが、休日、東ふれあい公園に出店を許可してみてはどうでしょうか。
前橋市は本年度、キッチンカー事業者に対する補助事業を実施します。
また、前橋市まちづくり公社は、街中の「前橋中央イベント広場」で、キッチンカー向けに区画を貸し出しています。
東ふれあい公園には多くの利用者がおり、出店区画があれば市内事業者の支援にもつながります。
衛生面やごみの問題などありますが、キッチンカー出店は公園利用者にとっても、うれしいこと。
コロナ禍で旅行や外食を控える人が増えるなか、歩いて行ける公園に、そうした場があれば、住民の息抜きにもなるでしょう。
小規模イベントスペースに
ワクチン接種が進み、コロナ収束後の話になりますが、東ふれあい公園を小規模なイベントスペースとして活用はできないでしょうか。
コロナが流行る以前の2019年5月、東地区の「のびゆくこどものつどい・ふれあいの広場」が開かれました。
この行事は数千人が来場しましたが、こうした規模の大きなイベントだけでなく、芝生広場を利用して、演奏会や絵本の読み聞かせなど、小規模イベントを開いてみるのはどうでしょう。
公民館の利用団体や、市内事業者などが気軽に活用できる空間になれば、地域の活性化にもつながります。
コロナ禍になり、個人的にあらためて「公園は大事だな」と思う機会が増えました。
今後、多くの人が交流する公園の役割、可能性はますます大きくなっていくと思います。