心配された天気にも恵まれて、汗ばむほどの陽気のなか、新前橋駅開業100周年イベント「新前橋ロータリー祭」が7月3日、駅東口で開かれ、大勢の人でにぎわいました。
新型コロナウイルスの影響で昨年はイベントが開かれておらず、久しぶりに新前橋駅前が活気づきました。
早朝から鉄道ファンが長蛇の列
早朝から駅周辺の飲食店や商店の人たちがテントを張ったり、キッチンカーを用意したりして準備。
JR東日本高崎支社の「メモリアルフェス」が同日実施され、鉄道の部品販売会などを目当てに、多くの鉄道ファンが長蛇の列をつくりました。
会場を広げて密回避
ロータリー祭は地元の新前橋商工会が主催し、2019年5月に第1回、その年の10月に第2回が開かれました。
過去2回は駅前ロータリーの噴水広場のみで行いましたが、今回は噴水広場に加え、線路沿いの駐車場一部を含め、会場を拡充しました。
初参加の店の前にも列
シンバルや串もん、高橋与商店、BENTO261、ルコアンバール、ねぎぼうずなど、新前橋の馴染みのお店が出店したほか、最近オープンしたグルメハンバーガー店「THE ROTARY」や靴磨き専門店「クツビガク」、西口で営業する「前橋やきそば横丁みやび」などロータリー祭初参加の店も。昼時を中心に多くの店の前に列ができました。
駅構内では、ちょうど100年前に上越南線・新前橋ー渋川駅間が開業した日の上毛新聞(大正10年7月1日)の拡大コピーが展示されました。
当時、大特集をしており、上越南線の開業が大きな社会的ニュースだったことが伝わってきます。
今回は、JR東日本の「メモリアルフェス」と同時開催したこともあり、小さな子どもから年配者まで多くの人でにぎわいました。
開放的な空の下、飲食を楽しむ来場者の笑顔にあふれ、会場はとてもいい雰囲気。
100歳を迎えた新前橋駅、そして駅前は、とても素敵な場所だとあらためて感じた一日でした。
約1年9か月ぶりに開かれたロータリー祭は大成功といっていいのではないでしょうか。