当サイトで以前ご紹介したことのある、前橋市小相木町にあるバス停「浅間牧場」。
浅間牧場についての詳細は今回は割愛しますので、詳しくはそのときの記事をご覧いただければと思います。(以前の記事はこちら)
「何かの間違いかも…」
少し前になりますが、10月の中頃、たまたまそこを通りかかりました。
バス停「浅間牧場」は、いつも通りそこにありました。
でも、何かが違います。
何ともいえぬ違和感を感じて慌てて駆け寄ってみると、なんと。
この停留所は廃止になりました
バス停「浅間牧場」は廃止されていました。
予期せぬ事態に大きなショックを受け、その後のことはよく覚えていません。
何かの間違いかもしれないと思い、深呼吸をしてから、11月半ばに再度確認に行ってみました。
「小相木町北交差点」のすぐ北にあるはず。
確かこの辺りにあるはず
ですが、ありません。
どうやら、バス停「浅間牧場」が廃止になったことに疑いの余地はなく、時すでに遅しで、バス停の標識も既に撤去されてしまっていたようです。
ただ、注意深く足元を見回してみたところ、歩道の片隅に何かコンクリートで埋められたような跡があります。
これは標識を撤去した後、支柱が立っていたところをコンクリートで埋めた跡なのではないかと思われます。
支柱跡、浅間牧場に思い馳せて
残念ながら、かつてこの地にあった「浅間牧場」を今に伝えるバス停はなくなってしまいました。
しかし、これからも、そこに残されたコンクリートの一片から、昔そこに広がっていた牧場に思いを馳せることができます。
もしここを通りかかることがあって、もし支柱の跡を見かけることがあったら、浅間牧場の生き残りとして昔そこにバス停があったこと、そしてさらに昔にはそこに牧場の景色が広がっていたことをいろいろ想像できるかもしれません。
なお、調べてみたところ、旧バス停「浅間牧場」は、上信電鉄さんが運行している「高崎駅~前橋駅・中央前橋駅」という系統名の路線にあったバス停の1つで、2021年9月30日をもって廃止されたとのことでした。(K)
浅間牧場の歴史については、東公民館だより10月1日号で紹介されています。