前橋市議会議員選挙が2月2日告示、9日投開票の日程で行われます。
事前の報道では定数38に対して49人が立候補する激戦が予想されています。
地方自治体の選挙というと、4月の統一地方選挙のイメージが強いですが、前橋市議選は2月に実施されます。
この背景には興味深い歴史があります。
もともと昭和42年までは4月に群馬県議会議員選挙と同日に行われていました。
ところが、昭和44年1月、議会正常化を望む住民から地方自治法に基づく解散請求を受け、議会が解散決議案を可決し、自主解散しました。これを受け、以降の選挙は2月に実施されるようになりました。
注目すべきは当時の投票率です。当時の広報紙によると、昭和44年の選挙では83.90%もの市民が投票しました。これに対し、2021年の投票率は42.92%と、約41ポイント下落しています。
解散直後の選挙で注目を集めた選挙だったようですが、政治への関心の高さがうかがえます。
私たちの暮らしに直結する市政を担う市議会議員を選ぶ大切な選挙。ぜひ投票に行きましょう。