「災害は忘れたころにやってくる」
そんな戒めがあるように、平時から災害に備えておくことが重要ですが、日々の仕事や雑事に追われ、なかなかハードルが高いですよね。
だからこそ、楽しみながら家庭の防災力を高めてもらおうと、前橋市の東公民館は、このほど動画「おうちでできる防災ゲーム」を制作しました。
YouTubeで無料視聴できます。
東公民館はこれまでに地域の散歩コースや太極拳の基本を紹介したり、飾り巻き寿司の調理法を伝えたりする動画をつくってきました。
これまで同様、今回も職員が撮影・編集しています。
地元東地区の人たちが多数出演
「おうちでできる防災ゲーム」は、前編(7分38秒)と後編(9分46分)に分かれ、地元・東保育所の子どもたちや群馬医療福祉大の学生、自治会長ら地域の人たちが多く出演していることが特長。
オープニングの音楽やテロップなど、演出にも凝りながら、防災力が身につくゲームを紹介しています。
前編は毛布で担架をつくって人を搬送する「毛布で担架競争」、後編は防災に役立つ品物を選んでゴールを目指す「防災借り物競争」。担架の持ち手となる物干し竿の使い方や、ツナ缶をロウソクの代わりにする方法など、役に立つ知識が満載です。
後編の最後には、地元日本赤十字社群馬県支部の職員が、家庭で備えておくべき物品をアドバイス。感染症対策としてのマスクやアルコール消毒液、停止したライフラインを補うガスコンロやランタンなどの用意を勧めています。
キャンプに使える防災グッズは、普段から使っておくと充電忘れや使い方が分からないことがなくななり、「いざ」という時に役に立つといいます。
気軽に見られる動画に仕上がっているので、家族で楽しみながら防災を考えるきっかけになるといいですね。
職員の方の編集スキルも上がっているので、そちらも注目です。