2025年が幕を開けました。
今年は前橋市にとって何か節目はないかと調べてみたところ、バラが「市の花」に制定されて、ちょうど50周年に当たることを知りました。
市のホームページに掲載されている当時の広報紙(1975年4月15日号)によると、2万通を超えるアンケートの結果に基づき制定されました。
前橋市はバラの作付面積が全国5位と有数の産地。敷島公園ばら園は市内外から多くの人が訪れる、言わずと知れた人気スポットになっています。
品種開発も行われており、花びらが黄色からオレンジ、赤へと変化する「あかぎの輝き」は前橋で生まれました。
前橋青年会議所青年部が地元のPR役として毎年任命している「ローズ・クィーン」の名称にも英語でバラが入っています。
市民にとって最も身近な花はバラといってもいいのではないでしょうか。
一方で、バラと同じタイミングで「市の花」に制定されたのがツツジでした。同時に「市の木」も定められ、ケヤキとイチョウが選ばれています。
バラ、ツツジ、ケヤキ、イチョウ。「市の花」「市の木」の制定から半世紀が経過しましたが、この四つの中でバラが最も市民に定着しているといっていいでしょう。
節目の年に、前橋のバラがもっと全国に発信され、注目される年になればいいと期待しています。